「知財管理」誌

Vol.65 記事詳細

掲載巻(発行年) / 号 / 頁 65巻(2015年) / 2号 / 228頁
論文区分 判例と実務シリーズ(No.443)
論文名 (No.443) 知財侵害訴訟における自白について
著者 寺田明日香
抄録  民事訴訟において「自白」が成立すると、裁判所及び自白した当事者を拘束する効力が生じるため、裁判では、自白が成立したか、あるいは、自白の撤回が許される例外要件をみたすかなどとして争われる場合がある。本件は、特許権侵害訴訟において、構成要件充足性が争点となったケースで、自白が成立したか否かが争われた事案である。会員企業の知財担当者によると、知財実務においても、裁判上の自白の扱いについては訴訟法の問題なのであまり馴染みがないとの声も聞かれるので、本件裁判例を題材としながら、さらに最近のその他の裁判例も引用して、今後の実務に生かしていただく際の一助になることを期待して、本稿とした。
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