「知財管理」誌
Vol.65 記事詳細
掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 65巻(2015年) / 2号 / 183頁 |
論文区分 | 論説 |
論文名 | 共同開発に着手するに際して検討しておくべき視点 |
著者 | 櫻井克己 |
抄録 | 共同開発のメリットについては、近年広く謳われるようになり、現実に多くの共同開発が進められている。そうした背景から開発関係者だけでなく数多くの知的財産に関連する部署の人間が意識せずとも、共同出願や契約といった場面等で、共同開発に関連する業務に接している。しかし、共同開発には多くのメリットがある一方で、開発を成功に導くに際して共同開発であるが故に生じるハードルも存在する。共同開発にかかわる人間には、こうしたことを意識し、共同開発に伴うデメリットを克服する対応を進めることが求められる。他方、開発関係者や知的財産関連部署の人間も、共同開発の特徴点や留意点を理解した上で接していないケースも多い。また、共同開発の一形態でもある産学連携については企業間の共同開発と異なる留意点も存在している。そこで、本稿では、共同開発に関連する人間が押さえておくべき視点を紹介する。 |
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