「知財管理」誌

Vol.63 記事詳細

掲載巻(発行年) / 号 / 頁 63巻(2013年) / 5号 / 747頁
論文区分 判例研究(続・No.15)
論文名 (続・No.15) 医薬品併用特許の間接侵害の成立を否定した事例─ピオグリタゾン事件─
著者 内藤和彦 山田拓 波多江崇 小泉直樹 平林拓人
抄録 本稿は、「組み合わせてなる」というクレー
ム文言を用いた医薬品の併用特許について間接
侵害の成立を否定した事案について検討するも
のである。医薬品の併用特許については、従前、
その成立については許容されてきたものと考え
るところ、本判決は、併用特許の権利行使につ
いて、そもそも「物の生産」にあたらないとの
理由で否定したものであり、極めて注目される。
本稿では、間接侵害、無効論に分けて、従来
の判例・学説との位置づけをふまえ、詳細に検
討を加える。
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