「知財管理」誌
Vol.61 記事詳細
| 掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 61巻(2011年) / 9号 / 1373頁 |
| 論文区分 | 判例と実務シリーズ(No.398) |
| 論文名 | No.398 不使用取消審判不成立審決の取消訴訟において，商標法2条3項1号，8号に係る商標の使用の解釈が争われた事例−エコルクス事件− |
| 著者 | 工藤 莞司 |
| 抄録 | 本事件は、不使用取消審判不成立審決に対する審決取消訴訟事件で、登録商標の使用を巡り、商標法2条3項1号、8号の解釈及び被告（被請求人・商標権者）の不使用に係る正当理由の存否が争われたものである。本判決は、本件審判請求の登録前に係る被告の行為は、定義規定の解釈上いずれも商標の使用には当たらないとし、また正当理由の存在を否定して、審決を覆したもので、これらをいずれも妥当な解釈との立場から解説を加えた。併せて、企業の商標管理においては不使用登録商標の対策も重要な処、その対策、特に不使用取消審判の請求があったときの対応策についても、言及した。 |
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