「知財管理」誌
Vol.61 記事詳細
掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 61巻(2011年) / 6号 / 877頁 |
論文区分 | 資料 |
論文名 | 米国重要判決の概要(2)−Festo最高裁判決およびSeagate大法廷判決− |
著者 | 今泉 俊克 |
抄録 | Festo最高裁判決においては、出願人が審査中に限縮補正を行い、その補正の理由が示されない場合、記載不備の拒絶に対する補正であっても特許性に関する実質的な理由により補正が行われたとする推定を生じることが明確にされ、さらに禁反言適用を覆すことの可能なパターンが示された。また、Seagate大法廷判決では、故意侵害についての新たな基準が判示されるとともに、オピニオンカウンセルの鑑定に基づき故意侵害の抗弁をしたとしてもトライアルカウンセルの弁護士−顧客特権およびワークプロダクトによる保護を放棄したことにならないことが明確にされた。 |