「知財管理」誌
Vol.61 記事詳細
掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 61巻(2011年) / 6号 / 801頁 |
論文区分 | 論説 |
論文名 | M&Aにおける知財部門のマネジメントについて −PMIを中心として− |
著者 | 知的財産マネジメント第2委員会第3小委員会 |
抄録 | M&A(Mergers and Acquisitions)は、限られた時間の中で事業規模の拡大や効率化、不足している経営資源の補充などを行う経営手法であり、競争の激化とスピード化の中で企業が生き残るための選択肢として特別なものではなくなった。しかしM&Aのプロセスにおいては通常とは異なるマネジメント上のノウハウが必要とされる。本委員会においても、2009年に「M&Aにおける知的財産部門の役割」について検討し、論説として発表した。当該論説においては主にデューデリジェンスの前後を中心に知財部門の果たすべき役割について述べた。 一方、M&Aにおいては基本合意に至るまでの過程に関心が集まることが多いが、むしろその成否は合意後の過程をいかに着実に乗り切ることが出来るかにかかっているといえる。そこで本論説では、多くのマネジメント課題を内在していると考えられるこのPMI(Post Merger Integration)段階を中心として、知財部門のマネジメントの実態を示し、あるべき姿についての提言を行う。 |
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