「知財管理」誌

Vol.61 記事詳細

掲載巻(発行年) / 号 / 頁 61巻(2011年) / 5号 / 685頁
論文区分 資料
論文名 “本当に怖い”米国特許訴訟−いつ来るか分からない戦いに備えて−
著者 秋葉 恵一郎
抄録 録 最近の米国特許訴訟やITC手続きで日本企業は被告になることもありますが、原告になる場合も増えています。ただ被告が敗訴した場合、莫大な損害賠償金または和解金を支払わねばなりません。また「パテント・トロール」という米国特許訴訟をテコにして高額の和解金を手に入れる“新手のビジネスモデル”も出てきました。
 何故このように“特許訴訟”を武器にすると、米国では企業業績を左右するようなことが起こるのか、自らの少ない経験を基にしたものではありますが、できるだけ一般化して「米国特許訴訟」の特徴と内容をご紹介したいと思います。この訴訟は米国特許弁護士が代理する業務ですので、米国特許弁護士による解説が多く紹介されておりますが、本稿は企業サイド、特に日本の企業が当事者になったとき何をどう注意すれば良いのかという観点から解説しました。よその国で商売をするなら郷に従わなければなりませんが、「知らないでは済まされない仕組み」になっております。
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