「知財管理」誌
Vol.61 記事詳細
| 掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 61巻(2011年) / 4号 / 469頁 |
| 論文区分 | 特集(グローバル経営時代における知財管理) |
| 論文名 | 企業の技術管理と技術流出 |
| 著者 | 大野 茂 |
| 抄録 | 技術を柱に事業を営む企業にとって技術管理は、経営の要である。然るに、最近は、特許出願の公開を介して、或いは人的キャリアーやインターネットを介した外部不正アクセスによって、自社の技術が外部に流出し第三者がいつの間にか使用している、或いは技術動向が分析されているといった事態が少なからず発生している。各企業は、技術流出防止を如何にするか躍起になっているが、特許権という排他的独占権は事業戦略上重要な経営資源であるし、出願すれば公開されて自社の重要技術或いはキー技術が競合相手に流出してしまう、といったジレンマに陥っている。 本稿では、企業における技術管理はどうあるべきか、技術流出をどう捉えどう防止するのか、事業優位性の確保・維持による競争力強化の視点で検討し概括してみる。 |
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