「知財管理」誌
Vol.61 記事詳細
掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 61巻(2011年) / 2号 / 197頁 |
論文区分 | 判例と実務シリーズ(No.389) |
論文名 | No.389 特許法65条に基づく補償金請求のための警告 |
著者 | 岩坪 哲 |
抄録 | 特許法65条に基づく補償金請求は出願人から実施者に対する出願公開された旨及び発明の 内容を記載した書面による警告を要件としているが、警告時の特許請求の範囲がその後補正によって 異なるものとなることはままある事態である。その際の再度の警告の要否については、特許請求の範 囲を減縮する補正が行われた場合の再度の警告を不要とする判断基準が最高裁の判例法理として定着 している。本事案では、再度の警告の要否が実施者にとっての不意打ちにならないかという観点から 結論を導いており最高裁判例との平仄が意識されているが、本稿においては更に事案に即したブレー クダウンを通じて理論上、実務上の注意点の抽出を試みる。 |
本文PDF |