「知財管理」誌
Vol.59 記事詳細
掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 59巻(2009年) / 6号 / 649頁 |
論文区分 | 論説 |
論文名 | 営業秘密管理における実務的課題 |
著者 | フェアトレード委員会 |
抄録 | 昨今の退職者の営業秘密の漏洩、海外への技術流出等が社会的に大きな問題となり、それに対応して営業秘密に関する不正競争防止法が改正され、刑事罰の導入や罰則の強化がなされている。フェアトレード委員会では、そのような状況の中、各企業の意識、管理実態等がどのように変化しているかについて06年に知財協の会員企業891社を対象に営業秘密の管理実態に関するアンケート(以下「アンケート」という)調査を行った。今回の調査の目的は、96年に行った同様の調査結果と比較し、その間に国際的な秘密情報の漏洩、窃盗などの事件が増加しているなどの実態がある中、不正競争防止法が大きく改正されたことにより、管理方法がどの様に変わって来ているのか、又はどの様な課題があるのか企業等の管理実態について調査し、報告書を発行している。 今回、当委員会では、上記アンケート結果あるいはアンケートをまとめる段階において、営業秘密の管理方法について見出した課題・問題点について、改めて検証し、実務的な観点からその管理方法を検討した。 |
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