「知財管理」誌

Vol.59 記事詳細

掲載巻(発行年) / 号 / 頁 59巻(2009年) / 10号 / 1325頁
論文区分 判例と実務シリーズ(No.370)
論文名 No.370 「当初明細書等に記載した事項」に関する出願人側及び第三者側への実務上の指針――「ホースリール」事件――
著者 伊藤 淳
抄録 本事件は、特許第3908155号に対する特許無効審判において請求不成立とされた審決の取
消を求めた事件である。審判請求人でもある原告は、特許無効審判及び審決取消訴訟において、出願
過程に補正要件(特許法第17条の2第3項)違反があることを主張した。本事件では、補正は「当初
明細書等に記載した事項の範囲内においてしなければならない」という補正の制限に関して、「当初
明細書等に記載した事項」の範囲を検討する際に着目すべき争点が検討されており、実務上重要な指
針を与えている。
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