「知財管理」誌
Vol.58 記事詳細
掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 58巻(2008年) / 8号 / 1087頁 |
論文区分 | 判例と実務シリーズ(No.354) |
論文名 | No.354 消尽が問題となった特許製品とその明細書 |
著者 | 倉内義朗 |
抄録 | 消尽が問題となった事件の特許製品には、修理や再生を行うことでリサイクルされるもの、消耗品が取替えられるいわゆる消耗品ビジネスの対象となるものなどがあった。このような事件の裁判所の判断を特許製品の構造と明細書の記載の観点から見るならば、特許発明を明細書の特許請求の範囲にどのように記載しておけば効果的な権利主張ができるのか、リサイクルを封じるためや消耗品を無断で販売されることを防ぐためには特許製品の構造をどのように工夫しておけばよいのかを、これまでの裁判例を整理して理解することを目的とする。 |