「知財管理」誌
Vol.58 記事詳細
掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 58巻(2008年) / 2号 / 153頁 |
論文区分 | 論説 |
論文名 | 米国訴訟における初動対応―「訴訟ホールド」による証拠保全と,弁護士・依頼者間秘匿特権とワークプロダクト法理の活用― |
著者 | 一色太郎 |
抄録 | 米国における民事訴訟制度には、ディスカバリー制度という日本とは異なる特有の証拠開示制度が存在する。本稿では、そのディスカバリーに関連して、最初にとるべき重要な対応策である証拠保全(訴訟ホールド)に焦点を当てることで、米国訴訟における初動対応について考察する。また、訴訟開始時において、弁護士・依頼者間秘匿特権とワークプロダクトの法理をどのように活用すれば、訴訟におけるリスクの極小化を図ることができるかについて解説する。なお解説に際しては、これまでの当職の経験を踏まえ、より実務的な側面に重きを置いた。 | 本文PDF |