「知財管理」誌
Vol.58 記事詳細
掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 58巻(2008年) / 10号 / 1311頁 |
論文区分 | 論説 |
論文名 | 治療の態様に特徴がある医薬発明の審査の現状と三極比較(その2)(完) |
著者 | バイオテクノロジー委員会第1小委員会 |
抄録 | 治療の態様に特徴のある医薬発明に関する特許出願、特に、単剤で投与方法・投与量に特徴がある約400件の案件から審査状況を検討し、9件の案件を選択して、医薬発明に関する新設審査基準適用後の日本における審査状況を調査すると同時に対応する欧米での審査状況を調査し、三極での審査状況を比較検討した。本号では前月号に引き続き、4件の事例を紹介する。本号と前月号で紹介した9件の事例を検討した結果、日本では欧米と比較して治療の態様に特徴のある医薬発明を権利化するのはハードルが高いことが明らかとなった。本号ではさらに、治療の態様に特徴がある医薬発明の三極での審査の考え方や相違点を明らかにするとともに、このような医薬発明の日本における保護の在り方についても考察した。 | 本文PDF |