「知財管理」誌
Vol.57 記事詳細
掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 57巻(2007年) / 8号 / 1273頁 |
論文区分 | 論説 |
論文名 | 米国の非自明性判断における専門家証言 |
著者 | 国際第1委員会 |
抄録 | 近年、米国では、CAFCが確立してきた非自明性判断基準は、先行技術に依拠しすぎており、当業者の技術水準を適切に反映していないとの批判がある。このように、非自明性判断においては、当業者の技術水準をどのように判断するかが重要な要素となるが、CAFC判決の中には、先行技術のみに依拠するのではなく、当業者の技術水準を判断する上で専門家証言を考慮し非自明性判断を行っているものも見受けられる。本稿では、このように専門家証言が関与して非自明性判断がなされているCAFC判決を分析し、証人の選定及び証言の内容という二つの観点から、CAFCの判断の傾向について考察する。 | 本文PDF |