「知財管理」誌
Vol.57 記事詳細
掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 57巻(2007年) / 5号 / 741頁 |
論文区分 | 論説 |
論文名 | 医薬分野及び食品分野における「用途発明」の在り方 |
著者 | バイオテクノロジー委員会第1小委員会 |
抄録 | 平成17年4月新設の医薬発明の審査基準で、医薬発明については「物の発明」のみの特許を認めるとされ、平成18年6月に改訂した新規性・進歩性の審査基準で、クレームに用途限定がある場合の考え方が明確にされた。 そこで本論説では、医薬分野と食品分野の用途発明に焦点をあて、それらの問題の所在、特許性や権利行使力等の検討、並びに両分野の用途発明の現状を紹介し、最近の判決の検討を含め発明のクレーム表現等につき若干の考察を加えた。発明の多様化という状況を背景として、医薬用途発明の方法発明としての権利の認められ方の明確化という点、並びに、例えば、機能性食品に見られる、従来の食品の範疇から広がってきている分野の保護の点につき、一層の議論が必要であると考える。 |
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