「知財管理」誌

Vol.57 記事詳細

掲載巻(発行年) / 号 / 頁 57巻(2007年) / 2号 / 183頁
論文区分 論説
論文名 eBay事件判決と日本特許法の比較考察―差止請求権と損害賠償請求権相互の位置づけ―
著者 松本重敏
抄録 2006年5月15日eBay事件についてのアメリカ最高裁判所判決はアメリカ特許法154条の排他権の行使の為には、同283条のinjunctionの適用として、equity四原則を満足しているとの特許権利者の証明を必要とする旨を決定した点で画期的なものであるが、このeBay事件に先立って昨年11月上梓した拙著「特許権の本質とその限界」の論旨と驚く程一致しているものである。本稿はeBay事件最高裁判決を、日本特許法と比較考察することによって、eBay事件判決の意味を解説すると共に、日本特許法の実務のあるべき姿を見出そうとするものである。
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