「知財管理」誌
Vol.57 記事詳細
掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 57巻(2007年) / 12号 / 1915頁 |
論文区分 | 論説 |
論文名 | オーストラリアにおける進歩性 |
著者 | ビル・ベネット、藤田和子(監修) |
抄録 | オーストラリア最高裁判所は、「1990年オーストラリア特許法における進歩性」に関する詳細な見解を初めて発表した。これは大変画期的な事例である。というのは、1990年特許法は、進歩性を決定する際に依拠することができる先行技術の範囲を限定しているからである。 最高裁は、多数の先行技術文献を不適当として効力を認めない立場を採った。これは将来の訴訟においてオーストラリアの特許が有効になる可能性が高くなるということを意味している。特許権者にとって良いニュースであると考える。 |