「知財管理」誌
Vol.57 記事詳細
掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 57巻(2007年) / 12号 / 1889頁 |
論文区分 | 論説 |
論文名 | 地域団体商標の現状とブランドの隆盛 |
著者 | 本宮照久 |
抄録 | 平成18年4月1日より地域団体商標についての出願の受付が開始された。平成19年8月末までに747件の出願があり、そのうちの278件について既に登録査定がなされているが、本稿では、地域団体商標の現状について、その登録要件との関係を考慮しながら、特徴的なところを考察することとする。 また、地域団体商標の登録を取得できたとしても、それが市場で勝ち残れるような真の「地域ブランド」となるためには、組合内の内部統制を適確に行い、消費者からの信頼を獲得し、それを裏切らない、という強固なスタンスがなければならない。地域ブランドの最終的な命題は「地域の活性化」という点にあるが、ここで言う「地域」という視点を「企業」に置き換えると、そのまま企業ブランドにも当てはまるとも言えるので、本稿では、これらを絡めながら、考察することとしたい。 |
本文PDF |