「知財管理」誌

Vol.57 記事詳細

掲載巻(発行年) / 号 / 頁 57巻(2007年) / 10号 / 1683頁
論文区分 資料
論文名 オープンソースソフトウェアライセンスGPLバージョン3の概要
著者 ソフトウェア委員会
抄録 数年前から注目を集めたオープンソースソフトウェア(以下、OSS)は、その後、基本ソフトウェア(OS)のLinuxをはじめ、企業から公共団体まで、また情報機器の組み込み用ソフトウェアからアプリケーションまで幅広く使われるようになってきている。このOSSに関し、ソフトウェア委員会では2004年、2005年にOSS全般に関する諸問題、OSSと特許権に関する諸問題をQ&A形式で解説してきた1)。
そのような状況の中、OSSのライセンスの中でも最もよく使われているライセンスの1つであり、Linuxカーネルのライセンス条件でもあるGNU General Public License(以下、GPL)の約16年ぶりの改定が行われた(尚、Linuxカーネルは2007年7月末現在、改定前のGPLにて配布されている)。
本稿では、その改定されたGPLのバージョン3(以下、GPLv3)について、前バージョンで議論されてきた点や新たに追加された点を中心に、特に企業における知的財産実務者が知っておくべきと思われる知識や問題点について詳説する。
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