「知財管理」誌
Vol.54 記事詳細
掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 54巻(2004年) / 1号 / 107頁 |
論文区分 | 資料 |
論文名 | 中国における専利特許の保護範囲―特許発明への均等論の適用と意匠における物品の解釈― |
著者 | 劉継祥、劉新宇(訳) |
抄録 | 中国では、発明、実用新案、意匠は専利法並びにその関連法規によって保護されている。(専利法第2条)。そして、得られた特許権(発明特許、実用新案特許、意匠特許)の保護範囲については専利法第56条に規定されている。さらに発明特許、実用新案特許の専利法第56条の文言の解釈については、最高人民法院「専利紛争案件審理の法律適用問題に関する若干規定」(法釈〔2001〕21号)第17条に規定されている。しかし実際に侵害案件について、どのように保護範囲を特定するかについては、中国における知的財産制度の歴史が浅いことから、裁判原則が未確定な部分が多々ある。本稿では、発明特許における均等適用について及び意匠特許についての物品の類否についての、現在の中国での論点を紹介し、各論点についての批評を試みることにする。 | 本文PDF |