「知財管理」誌
Vol.54 記事詳細
掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 54巻(2004年) / 13号 / 1879頁 |
論文区分 | 論説 |
論文名 | 特許侵害品に対する水際規制の実務 |
著者 | 服部誠、片山英二 |
抄録 | 我が国においては、昨今、アジア近隣諸国において製造される模倣品の飛躍的増加が社会的な問題となっている。これに対し政府は、「知的財産戦略大網」及び「知的財産基本法(平成14年法律第122号)」において、知的財産権侵害品の水際規制の強化を決定した。かかる政府の方針を受け、平成15年3月25日、関税定率法の改正が行われ、特許権、実用新案権及び意匠権について輸入差止申立制度が導入された。本稿では、特許侵害品に関する水際規制の概要と実務の運用を解説するとともに、輸入差止制度に関して権利者、輸入者それぞれが考慮すべき諸点について言及することとする。 | 本文PDF |