「知財管理」誌
Vol.54 記事詳細
掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 54巻(2004年) / 11号 / 1593頁 |
論文区分 | 論説 |
論文名 | 中国内で中国人が完成した発明の帰属,日本企業への移転と第一国出願-中国特許法第10条,第20条及び関連規定の検討- |
著者 | 中島敏 |
抄録 | 中国人の研究開発力を活用した中国の研究機関への開発委託が増加し、また日本企業が自ら独資形態等により研究開発公司を中国に設立しはじめた。 中国において中国人が完成した発明等に関し、その権利を日本企業に帰属させるには関係主管部門の許可が必要であるか、また発明等に関する権利を取得した日本企業は第一国特許出願を中国特許局へ行わねばならないか。 これらの問題を、中国特許法第6条、第8条、第10条、第20条における「特許を出願する権利」と「特許出願権」の区別を手掛かりに考察し、また特許出願権の外国企業への譲渡に関する最近の国家知識産権局公告にも言及する。 |