「知財管理」誌
Vol.52 記事詳細
掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 52巻(2002年) / 9号 / 1261頁 |
論文区分 | 論説 |
論文名 | 特許法における新たな保護対象としての「情報」の範囲 |
著者 | 特許第1委員会第2小委員会 |
抄録 | 2002年2月21日に国会に提出された「特許法等の一部を改正する法律案」では、特許法上の「物」にプログラム等が含まれること、及び「プログラム等」にはプログラムとともに「その他電子計算機による処理の用に供する情報であつてプログラムに準ずるもの」も含まれることが明文化されている。しかし、現行の審査基準では、「プログラムに準ずるもの」に含まれる「情報」の範囲は明確にされていない。そこで、本稿では保護対象に含まれるか否かの境界領域にあると思われる「機能性を有する情報」等の具体例を挙げ、これらを分析することにより、「情報」保護の残された課題を整理し、さらに「情報」保護のあり方を提言する。 |