「知財管理」誌

Vol.52 記事詳細

掲載巻(発行年) / 号 / 頁 52巻(2002年) / 1号 / 87頁
論文区分 特集(バイオを取り巻く知的財産の現状)
論文名 バイオ分野の判例紹介
著者 バイオテクノロジー委員会
抄録 先端技術を中心とした世界的規模での科学技術の発展の中で、日本の果たすべき役割は増大してきており、一方、国内の脱工業化への社会的転換も進みつつある。これに伴い、革新の対象は、技術のハード面のみならず、ソフト面にまで変化が広がりつつある。こうした変化は技術革新を支える知的生産が変革期にさしかかっていることを示すものであり、知的財産のあり方を捉え直すべき必要性を迫るものである。先端技術の一端を担うバイオテクノロジーの分野においても、遺伝子の解明が急速に進むにいたって、急速な技術革新が行なわれてきており、それらの知的財産保護のあり方が問われている。ここでは、バイオテクノロジー関連特許の権利化における最近の司法判断を紹介し、この分野における知的財産権の考え方の動向を考察する一助にすることを試みた。
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