「知財管理」誌
Vol.52 記事詳細
掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 52巻(2002年) / 10号 / 1463頁 |
論文区分 | 論説 |
論文名 | 機能特定クレームの取扱いについて ――欧州審決と対応日本特許の取扱いの比較による考察―― |
著者 | 特許第1委員会第4小委員会 |
抄録 | 特許庁は平成12年末に改訂審査基準を発表した。この改訂は機能特定クレームの取扱いについて、新たに発明の明確性に関する規定(第36条第6項第2号)を採用するなど大幅な変更を伴うものであった。特許第1委員会第4小委員会では、改訂審査基準の今後の運用の方向性と留意点を探るため、日本の改訂審査基準と類似の規定を有し、既に多くの審査の蓄積を有する欧州の取扱いについて調査検討した。本稿では、機能特定クレームに関する日本と欧州の規定について簡単に説明した上で、欧州審決と対応日本特許の取扱いを比較しながら行った考察について報告する。 |