「知財管理」誌

Vol.51 記事詳細

掲載巻(発行年) / 号 / 頁 51巻(2001年) / 9号 / 1471頁
論文区分 判例と実務シリーズ
論文名 No.276 侵害訴訟における特許無効の判断の許容性について ―侵害訴訟中の1つの争点として特許無効の判断を特許法の規定に沿って行ない適用した事例―
著者 浅村皓、小池恒明
抄録 製パン器等の特許権、実用新案権の侵害が争われた事件である。Xの特許発明は「製パン器」、「製パン方法」、「製パン器の加熱制御装置」、「製パン器に於けるこね用羽根の制御方法」等であり、又実用新案は「製パン機におけるこね容器の取手構造」に関するものである。一方、Yの実施製品は物件目録1ないし8に記載されたものである。Yのこれら物件目録とXの特許発明等の技術的範囲の対比をそれぞれについて行ない、その中で特許発明の無効の判断を特許法の規定に沿って行ない、又、日本国外での製造及び国外販売行為の法律的効果、間接侵害の適用問題、実施料の計算法等について興味ある判断を示したものである。
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