「知財管理」誌
Vol.51 記事詳細
掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 51巻(2001年) / 4号 / 559頁 |
論文区分 | 論説 |
論文名 | 第三世代移動体通信のためのパテントプラットフォームライセンス ―技術規格必須特許に関するIPR問題の一解決策― |
著者 | 加藤恒 |
抄録 | 第三世代移動体通信システムの技術標準は、世界統一規格を目指して策定されたものであるが、技術提案競争の産物として規格実施に不可欠な必須特許が多数存在する。このライセンスのため、商業的合理性の見地から、最大累積ロイヤリティの考え方を取り入れた新しい仕組みであるパテントプラットフォームが構築され、その運用開始に先立ち独禁法当局のクリアランス段階に至った。本稿ではその立案経緯と仕組みを中心に紹介し、さらに独占禁止法の観点からの検討と今後の課題について言及する。 |