「知財管理」誌
Vol.50 記事詳細
掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 50巻(2000年) / 8号 / 1141頁 |
論文区分 | 論説 |
論文名 | IDS(情報開示陳述書)提出の注意点(その1) |
著者 | ウォーレン・チーク、豊栖康司 |
抄録 | 本稿では、情報開示陳述書、いわゆる「IDS」について概説する。特にIDS提出に際しての実務上の留意点やその対策について提言を試みる。IDS提出の義務とその方法は、施行規則に定められており、より具体的にはMPEP(米国特許審査便覧)で詳細を知ることができる。提出のための手続は、提出する時期によって大きく4つに分類することができる。また、IDSとして提出すべき情報か、あるいは提出する必要のない情報かを判断するための一般的な指針も与えられている。特に、日本人にとっては日本語文献の提出に際して留意しなければならない事項が幾つかある。これらを中心に、IDSの基本的な考え方と対処法を検討する。なお本稿はMPEP第6版第3訂に基づいて作成したが、その後第7版が発表され、さらに施行規則も改正案が発表されている。特にMPEPが本年中に更に改訂版が出ると予想されるため、常に最新版での解釈に留意されたい。 |