「知財管理」誌
Vol.50 記事詳細
掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 50巻(2000年) / 5号 / 675頁 |
論文区分 | 判例と実務シリーズ |
論文名 | No.260 マンションの商品性について |
著者 | 峯唯夫 |
抄録 | 本件は、原告が保有する「建物の売買」などを指定役務とする商標権に基づき、マンション名の使用差止め、損害賠償を求めた事件である。本件では、マンション名が「商標」であるか否か、「商標」であるとすればいかなる役務又は商品の商標であるかが争点となった。裁判所は、マンションは商標法上の商品であって、マンション名はマンションという商品についての商標であるとした上で、商品「マンション」と役務「建物の売買」とは類似するとして、原告の請求を認めた。不動産を商品と認定したはじめての判決である。本件は東京高裁に訴訟中である。 |