「知財管理」誌
Vol.50 記事詳細
掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 50巻(2000年) / 11号 / 1739頁 |
論文区分 | 判例と実務シリーズ |
論文名 | No.266 商標の付された部品が完成品の中に組み込まれている場合の商標権侵害の成否 ―パチスロ機(リノ)CPU商標権侵害事件― |
著者 | 山田威一郎 |
抄録 | 本最高裁判決は、完成品に組み込まれた部品に商標が付されていた場合の商標権侵害罪の成否が争われたケースである。判決は、部品に付されていた商標は、完成品に取り付けられた後においても、なお部品についての商品識別機能を保持していたとして、商標権侵害罪を認めている。ここでは、この判決を中心にして、完成品に組み込まれた部品に商標が付されている場合の問題点について検討する。 |