「知財管理」誌
Vol.49 記事詳細
掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 49巻(1999年) / 8号 / 1007頁 |
論文区分 | 論説 |
論文名 | 電子商取引(EC)発明の特許適格性 |
著者 | 龍華明裕、森田耕司、板川起代子 |
抄録 | 電子商取引関連の特許が、最近米国で多数登録されている。これは、商取引方法も特許の対象になるとした昨年夏のステートストリートバンク事件の判決にも沿うものである。またインターネット上の電子商取引で先行する米国においては、電子商取引に積極的に特許を認めることが産業政策上好ましいという背景も働いているように思われる。1998年10月に、かかる電子商取引発明等の審査を促進すべく米国特許庁から審査官用のトレーニングマテリアルが発行された。そこで、このトレーニングマテリアル及び最近米国で登録されている電子商取引関連特許を紹介し、電子商取引関連発明の米国特許を取得するための留意事項を考察する。 |