「知財管理」誌
Vol.49 記事詳細
掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 49巻(1999年) / 7号 / 879頁 |
論文区分 | 論説 |
論文名 | 損害賠償制度の現状 ―法改正と最近の損害賠償判決について― |
著者 | 特許委員会第1グループ第2小委員会 |
抄録 | 知的財産権侵害に基づく損害賠償制度につき、近年、種々の法改正がなされ、また多様な改正案が提案されており、権利者の適正な保護のため合理的な損害額が比較的容易に獲得できるよう、制度見直しの気運が高まっている。そこで本稿では、平成10年改正で新設された特許法102条1項や、先般の民事訴訟法改正で新設された同法248条、さらには平成11年改正(平成11年第145通常国会で可決成立)で新設される関連制度、及び高額賠償で最近話題となったシメチジン事件などを踏まえ、企業サイドからみた今後の望ましい損害賠償制度のありかたについて検討したので報告する。 |