「知財管理」誌
Vol.48 記事詳細
掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 48巻(1998年) / 9号 / 1417頁 |
論文区分 | 特集(環境技術と知的財産) |
論文名 | 自動車産業における環境技術と知的財産権について |
著者 | 大塚美則、奥山栄樹 |
抄録 | 環境技術において知的財産権の果たす役割は、開発技術の独占権を得るという意味で通常の技術において果たす役割と同じではあるが、その位置付けはこれまで以上に重要なものである。環境技術に関する知的財産権の出願戦略はより一層重要なものとなり、早期に環境技術に関する知的財産権の体系を構築し、環境技術に関するより強力な知的財産権を確実に確保する知的財産活動が必要となっている。また一方で、環境技術に関する知的財産権のライセンスにおける価値評価(対価)の適正化も重要な問題である。環境技術の世界的な広がりに対応し、その技術価値を適正に反映した世界的にも通用する価値評価は知的財産権がその役割を健全に果たすうえで必要不可欠である。 |