「知財管理」誌
Vol.48 記事詳細
掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 48巻(1998年) / 5号 / 663頁 |
論文区分 | 論説 |
論文名 | ミーンズクレームの戦略的利用 |
著者 | グレゴリーJ.マイヤー、ブラッドレーD.ライトル、森昌康 |
抄録 | ミーンズクレームはクレームの範囲が狭くなるために、使用しない方がよいとのコメントもあるが、ミーンズクレームの特徴を理解し、クレーム戦略の一つとして利用すべきである。ミーンズクレームの範囲は明細書の開示に依存し、特に、ソフトウエア関連発明においては十分に広い範囲を有する簡明なクレームを作成することができる。ミーンズクレームの範囲は明細書の開示に依存するので、クレームの有効性の確定を覆しミーンズクレームを無効とするためには、開示された装置と実質的に同一の引例が必要となる可能性がある。従って、特許無効の主張に対する防御としてミーンズクレームを含めることは、有益である。また、ミーンズクレームは、実行する機能だけを記載すればよく、クレームされた機能を実行する開示された全ての実施例をミーンズクレームによりカバーすることができる。 |