「知財管理」誌
Vol.47 記事詳細
掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 47巻(1997年) / 9号 / 1313頁 |
論文区分 | 資料 |
論文名 | 並行輸入訴訟最高裁判決(平成9年7月1日言渡)について |
著者 | 特許委員会第2小委員会 |
抄録 | 特許製品のいわゆる並行輸入が我が国の特許権を侵害するか否かにつき、我が国への特許製品の並行輸入は適法という初めての判断が東京高裁で下されたため、国内はもとより外国からも大いに注目され、上告審の判断が待たれていたところ、最高裁は平成9年7月1日、本件における並行輸入は我が国特許権の侵害に当たらないとして、上告棄却の判決を下した。当委員会では、東京高裁判決の考え方に反対であり、特に特許製品の並行輸入が一律に特許権と侵害しないとすることは、少なからず問題があるという立場で意見表明をしたところであるが、当時のメンバーでいち早く今回の最高裁判決につき検討したので、ここに報告する。。 |