「知財管理」誌

Vol.47 記事詳細

掲載巻(発行年) / 号 / 頁 47巻(1997年) / 2号 / 261頁
論文区分 資料
論文名 海外駐在現場からの声(1)
著者 宮内弘
抄録 多くの海外駐在経験を持つ諸先輩がいるにもかかわらず私のような若輩者が執筆することになり戸惑いもあるが、私なりの経験や体験またそれらから感じ得たことを紹介し、多少なりとも興味を持たれる方の参考になればと思う。現在、多くの日本企業からの海外、特に米国に駐在や研修といった形で知的財産担当を派遣している。南カリフォルニアという知的財産分野ではあまりメジャーではない地での駐在ということで執筆依頼がきたと理解し、僭越ながら寄稿させて頂いた。
バブル崩壊時期を含む4年間の海外駐在経験は入社して以来私にとって最大の出来事であり、外から自部門及び会社また日本を眺めることができ、自分なりに知的財産関連の色々なことを考えることができた好機でもあった。カルチャー等の違いから生じた戸惑い、米国における訴訟観と弁護士観、米国で触れたビジネス観につき、業務や生活を通じて得た私なりの意見の一端を述べさせていただくことにした。
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