「知財管理」誌
Vol.47 記事詳細
掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 47巻(1997年) / 1号 / 15頁 |
論文区分 | 特集(法改正と知財管理) |
論文名 | 特許管理者のための新民事訴訟法抄説 |
著者 | 三宅正雄 |
抄録 | 民事訴訟法(新法)の公布に伴い、昭和23年改正の旧法は、新法施行とともに、その歴史を閉じることとなった。筆者は、戦後間もない頃の混乱下(昭和22-23年)、旧法の改正作業に携わり、出来上がった法律は、筆者にとって、GHQの指導下、苦労して、そして”最高のものとして”作り上げた思い出深いものである。本稿においては、旧法の制定時の状況を、言わば数少ない生証人としての立場から顧みつつ、特許管理者にとって重要な二、三の新しい条文について解説を試み、併せて、本来の法の理念と民事裁判における現実の運用との間に介在する若干の問題点について、筆者の経験を踏まえて、論じたものである。 |