「知財管理」誌
Vol.47 記事詳細
掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 47巻(1997年) / 12号 / 1819頁 |
論文区分 | 判例と実務シリーズ |
論文名 | No.234 意匠の類否における意匠の要部について |
著者 | 亀井弘勝 |
抄録 | 本件は「自走式クレーン」についての意匠件侵害に対して求めた侵害差止及び損害賠償の訴訟である。本件では、本件意匠の要部認定について、本件意匠(本意匠)と類似意匠との間に登録された第三者の意匠の存在、第三者の意匠出願後の本件意匠の類似意匠、さらには本件意匠権者(原告)の公表による仕様書意匠が本件意匠の要部認定に対して影響があるかどうか争点となった。本件判決では、上記各意匠の内容につき検討した上で意匠の要部を判示した上、イ号意匠は本件意匠に類似し、侵害すると判示された事例である。 |