「知財管理」誌
Vol.47 記事詳細
掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 47巻(1997年) / 11号 / 1655頁 |
論文区分 | 特集(経済性を考慮したこれからの知的財産管理) |
論文名 | 知的財産権の活用について |
著者 | 知的財産管理委員会第2小委員会 |
抄録 | 知的財産権を取り巻く環境は、21世紀を目前に国内外ともに大きく変化し、いわゆるメガコンペティッションの時代に突入している。これからの企業には、経営資源の効率的な活用、重点投資により、アジアを含む世界的な規模での競争に、絶えず優位を占めることが強く求められている。しかもその経営資源は、従来の人、物、金に情報、ソフト、知的財産を加えた総合的な経営資源である。知的財産権の活用が、今日ほど注目され、現実に要請されているときはない。本稿は、平成8年度の知的財産管理委員会第2小委員会において一年をかけて検討した「知的財産の権利化活用についての一考察」(資料247号)をまとめたものである。知的財産の権利活用は、特許庁が進めている未利用特許活用等社会的環境の整備も重要な問題であり、上記資料でも論述しているところであるが、本稿では、紙面の制限もあり、その点は割愛し、企業として権利活用の戦略をたてるためにどのような課題があるかを中心に論述した。 |