専門委員会成果物

　EPOは，ニューノーマルに向け，オンラインユーザーサービスをよりアクセスしやすく，包括的なものとなるよう取り組んでいる。EPOは，2030年までにカーボンニュートラルを達成するという目標の実現の支援のために， パンデミック中に学んだ教訓の活用を進めている。EPOの全業務をみると，その97％は2020年末までにデジタル化されている。その結果，EPOの紙の使用量は，前年度と比較して5,860万枚少ない。2020年の出張は80％減少しており， CO2排出量の大幅な削減に繋がった。口頭審理のテレビ会議（VICO４））への大規模な切り替えはこれらに貢献するとともに，司法へのアクセスと透明性の向上についても改善した例である。

注　記

1. Annual Review 2020
   https://www.epo.org/about-us/annual-reports-statistics/annual-report/2020.html
2. Strategic Plan 2023
   https://www.epo.org/about-us/office/strategy.html
3. Patent Index 2020
   https://www.epo.org/about-us/annual-reports-statistics/statistics/2020.html
4. VICO：videoconference
   https://www.epo.org/service-support/faq/procedure-law/oral-proceedings-by-videoconference.html

EPOニュース（2021年６月29日）
EPO Annual Review 2020 reflects organisation’s rapid transformation
https://www.epo.org/news-events/news/2021/20210629.html

（参照日：2021年７月21日） 　 　

（川村　紗世）

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