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会務報告&部会報告
関西金属機械部会（第５回）
| 時 | 2月21日（金）12：30〜2月22日（土）10：00 |
|---|---|
| 所 | 部会・見学・懇親会：水島発電所・倉紡記念館・アイビースクエア |
| 人 | 内田業種担当役員、大橋、西野、大岩根 各幹事を含む 25社、32名 |
議 事
１．開会挨拶
内田役員が開会の挨拶をし、中国電力の鹿島様が中国電力を紹介した。２．部会報告
内田役員が今年度の部会活動計画を説明した。３．講演
| 演題 | 『国際知財訴訟への心構えと勝つための戦術』 |
|---|---|
| 講師 | 阿部国際総合法律事務所 阿部 隆徳 氏 |
講演概要
（１）講師経歴平成11年に弁護士登録、平成14年に弁理士登録、平成15年にNY州弁護士登録と阿部隆徳国際法律特許事務所を開設、平成22年には大阪大学大学院医学系研究科招聘教授に就任し、平成26年には日本臨床医学リスクマネジメント学会理事として活躍されている。
（２）講演の内容
仮想事例１
- 私は、日本企業Xの代表取締役社長です。一代にして会社を年間売上高500億円・従業員1000名程度に築き上げました。
- 画期的な発明に基づく製品を、国内だけでなく、欧米・アジア諸国でも販売しており、マーケットシェアは高いです。
- ところが最近、韓国企業Yが、当社の主力製品の特許権を侵害する製品を、主要国において販売し始めました。
どうすればよいでしょうか。
仮想事例２
- 私は、日本企業Xの代表取締役社長です。一代にして会社を年間売上高500億円従業員1000名程度に築き上げ ました。
- 画期的な発明に基づく製品を、国内だけでなく、欧米・アジア諸国でも販売しており、マーケットシェアは高いです。
- ところが昨日、突然、米国企業Ｚから警告状が送付され、自社製品がＺ社の米国特許権を侵害するので、30日以内にライセンス契約を締結し、ライセンス料を支払わないと提訴すると書かれてありました。
- 至急、知財部に調査させたところ、侵害していない可能性が高く、濡れ衣であるとの見解でした。
- 米国企業Ｚの理不尽な要求に屈することはできないと考えました。特に不当な金銭の支払いは株主の理解を得ることができないのではないか、取締役の善管注意義務違反になりうるのではないかという思いが頭をかすめています。
- しかし、他方、米国特許訴訟は莫大な費用がかかると聞いているので、訴訟を遂行して当社の体力がもつのか非常に心配です。
Jurisdiction(管轄) −どこで提訴するか？−
アメリカは技術で日本に負ける。そこでアメリカは、特許で日本をアメリカから追い出す。どこの国で提訴するか？
特許権者に有利な国は？世界中のどこで戦えば勝てるのか？米国陪審員による外国人差別
- 陪審員裁判では、アメリカ法人が外国法人を訴えた時、64％が勝訴する。反対に外国法人がアメリカ法人を訴えた時、36％が勝訴する。
- 裁判官による裁判の場合は有意な差はなし。
したがって、アメリカでは外人差別があるため、アメリカ企業のホームグラウンドを避ける。
米国の管轄地の特色
米国は、各管轄地に特色がある。日本企業に不利な管轄地・不利ではない管轄地。デトロイト、サンディエゴは日本に不利ではない。
故意侵害の立証
故意侵害が認定されると、賠償金が3倍となる可能性がある。原告は、被告が「相当の注意を尽くすべき積極的義務」に違反したことではなく、「無謀」（recklessness)であったことを立証しなければならない。米国特許訴訟の費用
複雑でない事件で、2〜5億円程度。月額2千万、3千万円のディスカバリーと、月額1億円のトライアルが最も高額。弁護士費用の敗訴者負担
パテントトロールが、被告の弁護士費用を負担するリスクが高くなった日本の弁護士の役割
米国ローヤーの選任・解任。単なる通訳ではなく、言語・文化の壁を越えて、相互理解を促進する。
日本企業の要望をローヤーに伝える。
米国で起きていることを日本企業に伝える。
- 戦局を正確に把握し、情勢が有利か不利かを知る。
- 次に何を決断し、何をしなければならないかを知る。
ドイツの概念法学 v アメリカ
19世紀ドイツの概念法学において、裁判官は、自動販売機⇒事実を入れると法的判断をはじき出す。日本では、名もなく顔もない裁判官が理想裁判官が誰であるかはむしろ問題となってはいけない。
判決というのは、誰が裁判官として座っているかに関わらず、同じであるものとされているから。
アメリカでは、どの裁判官が裁くかによって、事件の進行、判決の理由付け、宣告される刑期など様々なものに影響を及ぼし、場合によっては結論そのものさえ左右されうることが、広く認められている。
裁判官が各人各様の個性をもって裁判官の職務に就くことも、当然とされている。
ディスカバリーの範囲
- Privilegeの対象ではない、あらゆる文書の存在、種類、性質、保管、状態、および所在場所、開示可能事項に関して知識を有する者の身元および所在にまで及ぶ、すべての者の主張または抗弁に関連するいかなる事項についてもディスカバリーを取得することができる。
- 当社製品は、Ｚ社の米国特許の範囲に含まれます。」との社内文書・Ｅメール等は、Attorney Client Privilegeで保護されない限り、相手方に開示させられる。
Attorney Client Privilege
- 弁護士と依頼者との間の交信に関しては、弁護士−依頼者秘匿特権（Attorney Client Privilege）によって保護され、この秘匿特権を放棄しない限り、開示しなくてよい
- 依頼者は弁護士に法律相談を行うに当たり、弁護士に伝えたことが将来相手に開示されないということが担保されて初めて弁護士に真実を告げることができるのであり、そうであって初めて弁護士も適格な助言を行うことができることから、定められたもの。
和解
米国特許訴訟における和解率→2,3％しかトライアルに進まない。和解に適した時期
和解の方法→当事者間の交渉
和解交渉における注意点
Opening Statement/Closing Argument
80％の陪審員は、Opening Statement終了時に結論を決め、その後の証人尋問は、無意識のうちに自分の結論に合う証言だけを聞いているとの調査結果。ここで何を言うかが勝負。高額の賠償が認められた例
- 2016年に原告IdenixPharmaceuticals (Merck group)が、GileadSciences,Inc.を被告としてC型肝炎治療薬についての訴訟で賠償額が25億4000万ドルとなった。
- 1992年に原告Honeywellがミノルタ（現コニカミノルタ）を被告として一眼レフカメラについての訴訟で賠償金が1億2750万ドル(和解)となった。
３．見学
〈水島発電所〉水島発電所の会議室で紹介DVDを見た後、2班に分かれ、第1班はバスで水島発電所の敷地内を移動しながら施設を 見学し、第2班は徒歩で建物内を移動しながら設備を見学した。見学後に技術スタッフの方が質疑応答に出席いただいた。
〈倉紡記念館〉
当時の原綿倉庫が倉敷の町並みに合わせて改造されて倉紡記念館に生まれ変わった。国防績産業の時代の移り変わりを背景に、クラボウの歩みが写真・模型・文書・絵画などによって綴られていた。
４．懇親会
水島発電所での講演、見学の後、倉敷アイビースクエアで懇親会を開催した。講師の阿部様を含む32名にご出席頂き、幅広く意見・情報交換を行い、会員相互の親睦を深めた。以上
関西二業種合同部会
| 時 | 2019年11月27日（水）14:30〜18:40 |
|---|---|
| 所 | 住友クラブ |
| 人 | 役員：内田(住友精密)、谷澤(古野電気) 幹事：西野(シマノ)、大岩根(ダイハツ工業)、大橋(大阪ガス)、柴原(タツタ電線)、高田(タイガー魔法瓶)、浅津(NISSHA) 講師１名、他50名 合計51名 (懇親会は合計40名) |
議 事
１．開会挨拶
谷澤役員が開会の挨拶をし、講師を紹介した。２．講演
| 演題 | 『イノベーション先進都市ベンガルールの近況と知財』 |
|---|---|
| 講師 | Asia Wise Group Cross Border IP Expert 奥 啓徳 氏 |
講演概要
（１）講師経歴11年に及ぶ企業知財部の経験をベースに、7年に及ぶインド＆シンガポール(ASEAN)における知財課題の解決を専門とする。松下電器産業(株)(現Panasonic)の特許権利化部門、ライセンス部門を経て、2013年からインドを軸にASEAN各国を飛び回り、2018年1月にAsiaWise Group創業し、現在に至る。
（２）講演の内容
インド＆ベンガルールの近況
インドは世界最大の民主主義国(人口12億5千万人、日本の約10倍で世界2位、2020年に中国を抜き世界1位か)、ヨーロッパ並みの国土(面積は欧州とほぼ同じ、日本の約9倍)に多様な宗教(ヒンドゥー教80.5％、イスラム教13.4％、キリスト教2.3％)、言語(公用：ヒンディー語、準公用：英語、ほか700語)、人種を有する 「亜大陸」である。インドを理解するキーワードは、「多様性」である。インドのイメージは、「ターバン」・「カレー」・「数学」から、「スタートアップ(ユニコーン)」・ 「インド工科大学」・「ヨガ瞑想」に変化している。インド工科大学(IIT)は、100万人が受験し、1万人が合格(100倍、世界3大難関試験の1つ)する国立大学である。 年収200万円で上位所得者1％に入るインドにおいて、IIT卒業生は、初任給として約2600万円や4200万円のオファーを受けることもある。ベンガルールは、インド南部の都市で、インドのシリコンバレーと呼ばれ、IIT卒業生が憧れ集まる街である。44の大学、201のエンジニアリング単科大学、114の医療単科大学・機関、370の研究開発機関が集結し、スタートアップのインキュベーションセンターが数多くある。ベンガルールにはIT企業の集積が進み、インドが誇るIT企業のBIG3(TATA：売上2兆円・従業員41万円、Infosys：1.2兆円・20万人、WIPRO：1.2兆円・10万人)がある。数多くの外国企業が、ベンガルールにR&Dセンターを置いている。インドの軽井沢ともいわれ、夏でも エアコンがいらない、1年中快適な気候に恵まれている。インドには21社のユニコーン企業(評価額10億ドル以上の非上場ベンチャー企業)があり、そのうち9社がベンガルールを 拠点としている(BYJU’s、Ola Cabs、Swiggy、Mu Sigma、BigBasket、InMobi、Ola Electric、Quikr、Udaan)。ソフトバンクが複数のユニコーン企業に投資している。 多くのインドのユニコーン企業は急速に発展し、様々な分野で市場を占有し始めている。欧米ユニコーンの例としてAdobeのソフトウェア、Apple・Googleのアプリストア、Amazonのオンライン小売がある。日本企業がベンガルールに行くべき理由
日本企業は、研究開発、安定した組織、特許ポットフォリオをもち、インドのユニコーン企業は、市場、英語でのビジネス展開力をもっていることから、Win-Winの関係が築ける。 インドは審判官が4人しかおらず審判制度が機能していない。リバースイノベーションを行いインドで特許をとってしまえばよい。知財部こそベンガルールに行くべき理由
ベンガルールに特許事務所が4つしかなく、スタートアップをみるインド特許事務所は少なく、知財業務の需要が高い。ベンガルールのスタートアップへのインナーサークルに入りこめるのは、日本企業の技術や営業ではなく、技術が分かる知財パーソンであってほしい。そして、知財部がインドのスタートアップと協力して、新たなイノベーションを生んでほしい。３．部会報告
谷澤役員が関西電気器部会の活動状況を、内田役員が関西金属機械部会の活動状況をそれぞれ説明した。４．懇親会
住友クラブの別室に移動し開催された。講師の奥さまにもご参加いただき、講演内容をもとにした意見交換を行い、会員相互の親睦を深めた。以上
2019年度 関西三業種合同部会
| 時 | 10月25日(金)11：30〜10月26日(土)12：00 |
|---|---|
| 所 | 部会・見学・懇親会：あいち航空ミュージアム・ＭＲＪミュージアム・名古屋クラウンホテル |
| 人 | 内田業種担当役員(主)、柴原幹事(主)、富岡幹事(主)、大岩根幹事(主)、谷澤役員、中村役員、浅津幹事、大橋幹事、尾辻幹事、高田幹事、西野幹事、二木幹事
他82名 講師・各役員幹事を含む 合計94名(68社) |
議 事
１．開会挨拶
内田役員が開会の挨拶をし、三菱重工株式会社の森達也様が三菱重工株式会社を紹介した。２．会務報告
久慈直登専務理事が2019年度10月理事会の報告を行い、Marion(Amy)DIETTERICH様がWIPO GREENについての紹介を行った。３．講演
| 演題 | 『第４次産業革命のインパクト 〜知財部はどう対応すべきか〜』 |
|---|---|
| 講師 | パナソニック IPマネージメント 株式会社 代表取締役社長 足立 和泰 氏（JIPA副理事長） |
講演概要
- パナソニックの紹介
パナソニックは、ファミリーマートと共同して顔認証や物体認証を用いた自動運営ソリューションを産業革命として開発を進める。
これからは物を売って終わりではなく、暮らしのアップデートをする時代。例えば、テレビなどはアップグレード。 一方向（売り切り）であり、家電を買っても翌年、新しいのが出て自分の買った家電が最新ではなくなる。旧製品を保有するお客様の満足度が低下する。すなわち、買ったときは一番価値が高く、どんどん価値が下がる。それでいいのか。
一方、スマートフォンやタブレット端末などがアップデート。スマートフォンなどは、双方向のやりとりにより、自分に合ったアプリを入れるので、どんどん自分の中で価値が上がる。そういう家電が必要ではないか。これが第４次産業革命と関係してくる。 - パナソニックの知財活動の変遷
時代が物売りの時代ではない。自分たちと業種が違う企業とどう戦うのかが問題。どういう知財活動がいいのか今後変わっていく。知財戦略・事業戦略を積み上げていくことが大事。 - 第４次産業革命による事業構造の変化
変化としては２つ。１つめは、IOTを使うことで事業の形が変わってきた。２つめは、事業を作るための開発が変わってきた。
例えばエアコンを車の中からリモートで管理する場合、家から出た後、ある程度の距離が離れたときにエアコンのスイッチをオフにする。また、運転の技術を数値化して数値によって保険料を上げ下げする、ということが考えられる。
医療分野におけるデジタルイノベーションとしては待ち時間の短縮や生活の質の向上などのサービスが期待されてきており、いろいろな業種が跨ってきた。
生活の質の向上としては、注射を打つ際病院に行かず、自分で打つようにする。打ってなければ病院からリマインダーが飛んでくるようにし、注射を打てば病院にデータが行くようにして日々の管理をする。さらに、医療行為にならない範囲の健康チェックをする。
パナソニックの主な開発事例として「HomeX」がある。HomeXは、毎日がアップデートするくらしを実現する。例えば暮らしのアップデートとして料理のレシピや 旬の食材を用いたメニューを自動でダウンロード。付随して宅配サービスで材料が送られてくる。すなわち、いろんな企業と組まないと事業が作れない。しかし、組むのはいいが、どういう形で利益を上げるのかは考えなければならない。サービスを提供するのはいいけど、サービスを提供したらお客はお金を くれるのか。ビジネスモデルそのものを考える必要がある。 - 第４次産業革命による開発プロセスの変化
ハード製品を作る市場に対してのアプローチは、小型化や軽量化の開発技術が顧客価値となる価値の予測が可能。一方、サービスの市場に対してのアプローチは、 開発技術が顧客価値とならず、何が当たるかわからない。そのため、試してみるしかない。良ければ続け、だめならやめるしかない。
パナソニックの事業開発例として、事業のアイデアは２５１７件あったが、ものになったのは５件。全ての知財活動をきっちりかっちりやっていたのでは間に合わない。 - 求められる知財活動
知財として事業貢献できる範囲は拡大するが、その実現は大きなチャレンジとなる。
個々の事業ではなく陣営で競争へ貢献。陣営で得た利益はどのように分配していくのか。
知財はいいサービスと判断したら、それを特許として権利にすることも必要。知財としてどんな仕事があるのか。IPランドスケープのような調査・分析、契約、戦略も重要な役割となる。IPランドスケープの結果を踏まえてビジネスモデルを描き、ビジネスモデルをアシストする知財の活用シナリオも同時に検討し、事業契約を締結できればベスト。例えば、共創グループ内の特定の企業のみに利益が集中することは好ましくない。
知財が貢献する権利活用として、共創グループ外では、違う陣営の人たちに対してやめろというか、ライセンスするから同じ陣営になろうというか、として権利を使う。
共創グループ内では、権利があれば何もかも一緒というわけにはいかない。権利の取り方と使い方を考える。 - まとめ
- 知財が活躍できる場はたくさんある。
- 他社と組んでビジネスを立ち上げる。
- 顧客提供価値は、サービスが重要となる。
- パートナーと組んで競争力を上げる。そのツールとして知財は使える。そのために、調査・契約をする。スピードも重視する。
- 事業を作るプロセスの一員となるマインドセットが重要である。
４．部会報告
(電気機器部会)谷澤役員、（化学部会）中村役員、(金属機械部会)内田役員が今年度の部会活動計画を順次説明した。
５．見学
参加者を６班に分けて３班ずつ交互に、あいち航空ミュージアムとＭＲＪミュージアムとを見学した。- あいち航空ミュージアム
１階では、名古屋空港で初飛行した国産旅客機ＹＳ−１１をはじめ愛知県ゆかりの機体を展示した実機展示ゾーン、モーションシートと大画面 スクリーンでこの地域の空を自ら飛ぶ体験ができる遊覧飛行シミュレーションシアターのフライングボックスなどを見学・体感し、２階では、 日本の航空史に名を残した100種類の名機を、1/25スケールの精密模型で一堂に展示した名機百選などを見学した。 - ＭＲＪミュージアム
三菱重工グループの最先端テクノロジーを搭載した国産初のジェット旅客機 MITSUBISHI REGIONAL JET（MRJ）について、 組立工程や、実物を体感できるさまざまな展示物を見学した。
なお、2019年6月13日にＭＲＪ(三菱リージョナルジェット)からMitsubishi Space Jet（三菱スペースジェット）に旅客機の名称が変更となった。
５．懇親会
見学の後、名古屋クラウンホテルで懇親会を開催した。講師の足立様を含む90名にご出席頂き、幅広く意見・情報交換を行い、会員相互の親睦を深めた。以上
関西金属機械部会（第2回）
| 時 | 9月13日（金）13：20〜19：15 |
|---|---|
| 所 | 部会・見学・懇親会：白鹿記念酒造博物館 記念館内会議室・白鹿クラシックス |
| 人 | 内田業種担当役員、大橋、西野、大岩根
各幹事を含む 29社、38名 |
議 事
１．開会挨拶
内田役員が開会の挨拶をし、白鹿記念酒造博物館の西村章様が白鹿記念酒造博物館を紹介した。２．部会報告
内田役員が今年度の部会活動計画を説明した。３．講演
| 演題 | 『IPランドスケープと特許情報を用いた技術マーケティング』 |
|---|---|
| 講師 | Techno Producer 株式会社 代表取締役 楠浦 崇央 氏 |
講演概要
（１）講師経歴京都大学大学院工学研究科エネルギー応用工学専攻を修了後、川崎重工業株式会社、株式会社小松製作所で開発を担当。その後、ナノテクStart-Upを設立し 「ナノテク・バイオ」系の事業化を推進。その４年後には、Techno Producer株式会社を設立し「アジアのTop発明家８名」に選ばれる。そして、2010年に 発明塾を設立し、2015年には発明塾投資部の活動を開始する。
（２）講演の内容
ＩＰランドスケープについて
IPランドスケープとは、何のためのどのようなものか等、について説明する。IPランドスケープとは、知財分析の手法と、同手法を活かした知財重視の経営戦略のことをいい、狭義では、知財分析の手法の意味で使われることが多い。IPランドスケープは、知財経営の話題で取り上げられ、経営者がIPランドスケープという言葉を使うようになってきた。 知財では、IPランドスケープを特許情報分析の基盤ととらえている。
近年では、より「未来志向」となり、より「チャンス発見志向」になっていると感じ、ここにIPランドスケープの本質がある。
新規事業創出やM&Aを含む、経営上の数字に直結する判断やアイデアのヒントあるいは今後の事業シナリオのヒントを示す役割を求められている。
特許情報の分析結果をただ見せるという、情報提供型の仕事にそもそも限界がある。それは、ユーザができる程度の情報しかない。
今はグーグルパテントがあり、グーグルパテントでそれっぽいこと、企業がやろうとしていることがわかる。しかし、２００８年は技術系の文献を全部読んでしていた。 ２００９年は特許情報分析をして報告していたが、情報提供の仕事は限界だった。
そして、インサイト（洞察）、アイデアを提供する方がいいと考えて今に至る。インサイトが重要、これを引き出すのが「１次情報」としての 特許情報、「２次情報」であるIPランドスケープには何らかの「インサイト」が含まれていなければならない。最も大切なのは、情報をもとに、 対話を通じてインサイトを引き出すのが情報分析者の仕事。
特許情報分析は、統計処理だけではなく出願人が次にどんなアクションをとるかなどを読み取って世の中がどうなっていくかを分析する。
情報をみた相手がどう思うかが大事。それを相手から引き出す。引き出すために自分が何を言うかを考える。言わない方がいいなら何も言わない。 これが情報分析者に求められる新たなスキルである。これはAIにはできない。
どんな独自の仮説が建てられるかが大事。独自のインサイト、仮説、シナリオ、発明といったものを、公開１次情報からどのように得るか、それに尽きる。
特許情報分析に必要な知識として、特許の知識は後でよく、目的があって特許情報を使うことができれば特許情報分析はできる。
株式投資なども特許情報をベースに使われている。金融関係者とも関係している。
特許情報分析を用いた技術マーケティング事例
顧客の持っている価値を把握して管理する。それによって資金管理もうまくいく。営業は、ものがあって売り込んでいく。が、技術者はどんなものを作るかを特許情報を使って考える。商品開発をするために特許情報を使って顧客の信頼を構築している。
顧客価値とはまだ解決していない課題を解決する、ということ。
顧客価値として何があるのか。顧客価値を視点として顧客に聞きに行く。「顧客にとっての価値についての仮説」を抽出する。特許情報を活用した結果、 「適切な顧客」にスムーズにコンタクトができ、「必要な情報」が容易に得られる。
マーケティングで大事なのは、顧客価値に基づいてセグメントをどうするかを考える。このセグメントが難しい。
会社がどんなことをやっているのかを１つ１つ読み、各会社が問題としていることを聞いてサンプルを作って持っていく。出願人によって、 言っていることが違うし、同じ部分もある。
特許情報から顧客価値の仮説を立て、ターゲットを決める。特許情報分析により�“�明者の個人情報、��技術内容、�８楜劼陵徊召垢覯礎諭△� 簡単に得ることができ、仮説立案に役立てられる。問題の仮説を立てて興味を持つようにする。
新規事業をやる上で特許情報を調べるとネガティブな意見も確認していく必要がある。ネガティブ情報を確認してつぶしていく。
ナノの規則構造を作れるのがナノインプリントの強み。
ナノじゃないとできないのか確認しに行く。
マイクロではだめなのかを顧客価値としてヒアリングする。「でしかできない」、というものしかやらない。ほかのもので代用できるため。
特許情報で判断するのは危険。特許情報を元に特許情報ではわからない情報を聞きに行く。
ヒアリング申し込み時に顧客の現状に対する仮説を踏まえた提案を書面で行い、当日顧客がほしいであろうサンプルを持参する。これは、BtoBもBtoCも同じ。 顧客から十分な信頼を得て、限られた時間で本質的な議論を行うことで、一部顧客の商品開発プロセスに入り込むことができる。
特許情報は顧客の足跡。�ゝ蚕僂留�用展開に気付くための足跡。�▲沺璽吋謄�ング・商品企画を効率化し、研究開発に時間を有効活用するための足跡。 これが一番大事。２年以内に次の手を見つける。��上司やチームに、研究開発・商品企画・事業化の一体化戦略を提案するための足跡。どこに書いて あるか根拠を示すと全く反応が違う。特許情報はもっといろいろな使い方がある。その一つがIPランドスケープ。
４．見学
白鹿記念酒造博物館 記念館を見学した後、酒造館を見学した。記念館は、酒を製造する側だけではなく、消費する側から生まれた文化を紹介する「酒資料室」、収蔵品を中心とした「企画展示室」などがある。酒造館は、説明板や音響、映像で親しみやすく展示されており、試掘調査で発見された釜場遺構（米を蒸した所）や槽場遺構（酒を搾った所）も公開されている。さらに、酒造道具に触れることができるコーナーなどもある。また、阪神淡路大震災を忘れないよう、被害を受けた建物を残すために、建物の補強方法にも工夫が凝らされており、壊れた酒造用具なども展示されている。記念館と酒造館を見学した後は、ミュージアムショップを見学するとともに酒を購入する時間を設けた。
５．懇親会
講演、見学の後、白鹿クラシックスで懇親会を開催した。講師の楠浦氏を含む32名にご出席頂き、幅広く意見・情報交換を行い、会員相互の親睦を深めた。以上
関西金属機械部会（第1回）
| 時 | 6月14日（金）13:45〜16：30 |
|---|---|
| 所 | 見学・部会・懇親会：アシックス スポーツミュージアム・アシックス内会議室・ポートピアホテル内 EREMO |
| 人 | 内田業種担当役員、大橋、西野、大岩根
各幹事を含む 25社、41名 |
議 事
１．アシックス スポーツ ミュージアム
まず会議室で（株）アシックスの紹介ビデオ及び概要についてアシックス 知的財産部部長 齊藤浩二様からご説明頂いた。その後、アシックス スポーツ ミュージアムを見学した。 アシックス スポーツ ミュージアムは、１st Floorアスリートフィールドと、２nd Floorヒストリーフィールドとから構成されており、２nd
Floorヒストリーフィールドから見学した。
２nd Floorヒストリーフィールドは、０１シアタールーム、０２コーポレートヒストリー、０３アスリートヒストリー、０４−０７プロダクトヒストリー、の各コーナーを備えている。
０１シアタールームは、「世界のアシックスへ」「響き合う心」「ものづくりの心」の３部構成で綴るアシックスの歴史映像である。
０２コーポレートヒストリーのコーナーは、アシックスの創業から現在までを、史実と、その時代を象徴する商品で紹介していた。
０３アスリートヒストリーのコーナーは、選手の使用していたシューズなどを、選出のプロフィールとともに紹介していた。
０４−０７プロダクトヒストリーのコーナーは、アシックスの活動・サポートを、オフィシャル商品などを通して紹介し、さらに、カテゴリー別の歴代シューズも紹介していた。
１st Floorアスリートフィールドは、走・跳・投、スーパービジョン、バーチャルビジョン、「触」（タッチコーナー）の各コーナーを備えている。
走・跳・投のコーナーは、実際に使用する陸上競技用具に人物のシルエットを重ね合わせ、世界記録によるトップアスリートのすごさを表現していた。また、陸上競技種目の歴史やマメ知識も紹介していた。
スーパービジョンのコーナーは、１３８インチのモニターに「無限の可能性」「音と光と映像のスタジアム」という２つのテーマの映像が流れていた。「無限の可能性」は、躍動感溢れるトップアスリートの
パフォーマンスを放映。「音と光と映像のスタジアム」は、ＬＥＤライトシステムを利用したスピード体感アトラクション。
バーチャルビジョンのコーナーは、目の前の空間で展開されるバーチャルアスリートたちによる、１００ｍ走、テニス、野球の真剣勝負を繰り広げる。
「触」のコーナーは、さまざまな競技種目のシューズやウエア・用具を展示し、実際に触って知る事ができる。
最も興味深かったのは、「音と光と映像のスタジアム」で、床に直線状に延びた複数のＬＥＤが、マラソン選手の走るスピードと同スピードで点滅して移動することにより、マラソン選手が
走るスピードを体感できた点である。参加者は、皆満足した様子だった。
２．講演
| 演題 | 第２次オープンイノベーション時代の幕開け〜中小企業と大企業のパートナーシップ〜 |
|---|---|
| 講師 | 内田・鮫島法律事務所 代表パートナー弁護士・弁理士 鮫島 正洋 氏 |
■第2次オープンイノベーションの幕開け〜オープンイノベーションの現場から
なぜ今、オープンイノベーションなのか。理由として、例えば、自動車のように一つの製品に多岐にわたる技術が集積している。また、マーケットのスピードが高速化、多様化して予測が難しい。 さらに、大企業の風土がイノベーションを生み出すことが難しい方向になっている。そして、技術のコモディティ化により、従来型のいいものづくり、すなわち、もの売りでは儲からない時代に なったことが挙げられる。オープンイノベーションは現場でどのようなことになっているのか。製品の寿命が短くなっている。3年以下の製品の割合が高まってきている。言葉を変えていえば、マーケットの移り変わりが 激しい。3年ごとに新しい製品を作っていくのに自社だけで追いつくのか。これがオープンイノベーションの元々の本質。
自動車メーカーの競争環境は激変しており、１社単独で対応するのは困難。トヨタもOI（オープンイノベーション）に積極的に取り組んでいる。オープンイノベーションで有名なところは Preferred Networksという企業。ここは、AIで非常に有名なベンチャー企業。
大企業はイノベーションが生み出せない。イノベーションを生み出せない場合、導入しなければしりすぼみになる。技術もコモディティ化により、ある程度の安い値段で売りましょうというのは、 通用しなくなってきている。
そうすると、サービス化の方向になったときに技術が多岐にわたってくる。そのため、オープンイノベーションは避けて通れないものとなっている。
オープンイノベーションとは何か？
イノベーションの創出主体と事業化主体が分離すること。大企業などの事業化主体は、グローバル展開する体力はあるが、イノベーションを生み出す風土に欠ける。一方、中小・ベンチャー企業 などの創出主体は、イノベーションを生み出せるが、グローバル展開する能力に欠ける。そこで、事業化主体と創出主体との双方でオープンイノベーション交渉を行う。ここで、オープンイノベーション交渉の問題点をあげると、大企業側からは�．戰鵐船磧爾�ら移転される ノウハウ（広義）に対し、大企業は対価を支払うべきか。�∋�業化が成功した場合に大企業が得る利益について、プロフェットシェアをすべきか。�Ｂ膣覿箸�ベンチャー企業に対して 「独占」を要求することの妥当性。�い弔泙濘�い行為の問題点（NDAを締結してお互いに情報を交換するも、数ヶ月から数年後に撤退する行為）がある。ベンチャー側からは、�ッ虜癲� 情報管理がしっかりしていない。�Α屮戰鵐船磧蕊兵繊廚�ある。
オープンイノベーションという言葉は、経済産業省が10年位前に使い始めた言葉である。
その時、経済産業省は、自前主義を脱却しようという意味で使った。
第1次イノベーションとは、他社の技術を積極的に取り入れようという意味。しかし、最近意味合いが少し変わってきている。
イノベーションの作り手とそれを使う人が分かれてきている。作り手は、大学やベンチャー企業、使う人は大企業。これが第2次オープンイノベーション。
行政の文章にオープンイノベーションと書いてあれば、第2次オープンイノベーションという意味ととらえてよい。
オープンイノベーションの本質は、・事業スピードを上げること→リスクをとらない、決断スピードが遅いというのでは実効性なし。WinWin関係を構築すること→一人勝ちはあり得ない。
ベンチャー企業に対して強い要望（独占要求、無償ライセンスなど）をしてくる企業Aと、ベンチャーファーストのスタンスで交渉に臨む企業Bとどちらが長期的には競争力を持つのか。 →短期的にはA社が競争力を持つが、長期的には、B社。また、何らかの事情で大企業の強い要望を受け入れてしまうベンチャー企業Xと、そのような要望を受け入れずに交渉決裂を選択する ベンチャー企業Yとは、どちらが生き残れるか。→Y社が生き残る。
Win−Winの連携のために最も大切なこと
例えば、事業会社は特定領域に限定して一定期間の排他的ライセンスを手にし、ベンチャー企業はそれ以外の領域における活用の自由、開発資金を得る。ベンチャー企業との連携事例
実際に、革新的な技術をもつベンチャー企業と提携を行う事例も続々と出てきている。オープンイノベーションの本質は、事業スピードをあげることと、どちらが大きい小さいにかかわらず、両者ともWinWinになるものと言われている。小さな会社の技術を取り入れる会社は たくさんある。Preferred Networksは、トヨタだけでなくファナックとも付き合いがある。他にユーグレナもいろんな会社と事業提携している。オープンイノベーションはどういうメリットが あるか。一から開発するよりコストは安い。社内の開発ラインから外れた技術を取り入れることができる。移り変わりの早いマーケットに追従するスピード力を助けるのはオープンイノベーション以外ない。
オープンイノベーションの有効性
従来からのクローズドイノベーションに、オープンイノベーションを組み合わせることで、破壊的イノベーションの備えやイノベーションのスピード向上等が実現できる。オープンイノベーションのメリット・留意点
メリットとして以下のものがある。�’鵬�的イノベーションの備え：自社では対応困難な破壊的イノベーションに、外部を活用して備えることが可能。
��開発スピード向上：平均で２割程度のスピードアップが実証されている。
�３�発コストの低減：内製化した場合と比較し、開発コストが低減する。
�て睇�開発への競争圧力：外部との比較により、車内に競争圧力が働き、活性化する。
�ゥ�ープン＆クローズド戦略の明確化：「やらないこと」を決める需要な契機になる。
留意点として以下のものがある。
�―藉�コスト：これまでとは違う考え方やノウハウ、人材や体制などが必要
��内部情報の流出：自社のノウハウ、アイデアの流出の恐れ
��自社の独自性の弱まり：技術や研究開発を強化していこうとする志向性が弱まってしまう恐れ
M&Aとオープンイノベーションは他社技術を取り入れるときに対比される。
M&Aは、会社ごと買うのでハードルが高い。オープンイノベーションは比較的簡易にできる。 オープンイノベーションの本質WinWInはなぜか。 大企業は、信用やお金はあり、ベンチャー企業はない。そのかわりベンチャー企業はイノベーション技術、機動力、マーケティング能力が優れている。自社開発・M&A・OIの優位点と劣位点
- 自社開発の優位点：連続技術が継続している場合には、有効性を示す。
- 自社開発の劣位点：多額の投資を要する。また、また、成果獲得に時間を要し、その間、自社内の位置づけや従業員のモチベーションも低下する。
ベンチャー企業とは何か？
- ベンチャー企業は、社会に何らかのイノベーションを起こすことを目的に設立された存在。
イノベーションを起こすとは、そもそもマーケットがないということとほぼ同じ。マーケットがないので、売り上げがなく赤字になる。
累積赤字が続きダメになる企業もある。どうやって赤字を賄うのかというと、それがベンチャーキャピタルという投資。
例えば、大学生がビジネスを考えて企業するとお金を調達する必要がある。そのため、事業計画書を書く。
これを聞いた投資家がお金、1億円から2千万円を投資する。お金が無くなってきたらまた事業計画書を書く。
1回目より進化した2回目の事業計画書を書く。このあたりから大企業と連携する。
すなわち、ベンチャー企業は、事業計画書を書いて資金を集めていく。逆に言うと、事業計画書の内容を達成できなければ次の資金を受けられない。そして資金が尽きてつぶれる。 - 投資を受けるために事業計画を練り続ける存在（事業計画が実現する蓋然性の高いベンチャー企業のみが投資を受けられる）
日本国政府がベンチャー企業に何を期待しているか？
- 世界中の課題を解決するパイロットプロジェクト（マーケットイン）
- 将来GDPの確保維持
CVC(コーポレートベンチャーキャピタル)推進上の課題と対応策
日本の経営者は、最も保守的であり、現状維持が好き。オープンイノベーションは、現状維持と反対。そのため日本の大企業ではオープンイノベーションが上手くいっていない。研究開発型ベンチャーは、技術・製品開発の多くの時間とお金がかかる上に、成功確立も低いことが特徴。CVC活動においても、その特徴を理解し、継続的なリソースを投入することが必要。
経営からのコミットメントがなければ、リソースが得られず、不況時に活動が継続できない。経営陣と必要性や目的・評価方法を握り、後押しを得ることが必要。
オープンイノベーション推進の課題
- ボードメンバー編
- CVC編
- 事業部・R&D編
- 知財法務部編
知財部、法務部の本来的な役割はリスクヘッジ。本当にこの契約でいいのか、この契約のリスクはこれでこういう条項を投げようと提案する。
契約リスク、事業スピード、事業が進まないリスクを天秤にかけて知財法務の在り方を探求すべき。
■「村おこし」時代の日本のあり方〜日本はどう戦っていくべきか？
○日本は世界中の社会課題を解決できる能力がある。○日本の技術政策
素晴らしいポテンシャル（技術集積）を使えば、世界中の社会課題を解決できる→これをアピールして競争力に！
講演終了後、活発な質疑応答が成された。
講演内容は非常に内容の濃いものであり、参加者が実務を行う上で大変参考になるものであった。
３．部会報告
内田業種担当役員より、今年度の幹事の紹介に続き、部会の運営方針と活動計画について報告が行われた。今年度の運営方針は「有用な情報提供と企業間交流の活性化による 会員の知財総合力向上」を基本方針とし、具体的には、(１)「新時代のグローバル戦略に必要な知財情報の提供」、(２)「業界・世代・性別を超えた人的交流の促進」を進める こととした。また、活動計画として、全５回の部会の日程と場所、演題／講師について、報告が行われた。４．懇親会
見学、講演、部会報告の後、懇親会を開催した。講師の鮫島氏を含む27名にご出席頂き、幅広く意見・情報交換を行い、会員相互の親睦を深めた。以上
