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会務報告&部会報告
建設部会（第5回）
| 時 | ２月１４日（金）１４：３０〜１９：００ |
|---|---|
| 所 | アルカディア市ヶ谷（私学会館） |
| 人 | 吉國業種担当役員、山岸、久保、福井各幹事
４１社 ６５名 |
議 事
１．部会連絡事項
- 今年度の建設部会活動総括
吉國業種担当役員より、以下の報告があった。- 部会運営方針
- 今年度部会活動方針
- 部会活動（第１回〜第５回）
- 各種活動（研究会、等）
- 次年度幹事団の紹介
協会の２月度理事会で次年度の部会役員及び幹事の承認が得られたことから、紹介された。- 業種担当役員 湯浅 洋一（竹中工務店）
- ２年幹事２年目 久保 滋（東洋建設）
- ２年幹事１年目 井手添 貢（長谷工コーポレーション）
- 会計担当幹事 濱田 三和（大建工業）
- 次年度の建設部会活動計画案
次年度の業種担当役員の湯浅氏より、次年度部会活動計画案等について説明がなされた。- 部会運営基本方針
- 次年度部会活動方針
- 研究会
- 年間部会予定（第１回〜第５回の予定）
- アドバイザー会議開催予定
- 部会運営費（会費）
- 建設部会ＯＢ招待のご案内
- 次年度の建設部会研究会の参加者募集
２．研究会活動報告
今年度の研究会（特許庁審査第一部合同）の研究テーマである「次世代建設融合技術研究会 -建設ＩＣＴ技術における協業と出願・審査実務-」について、建設部会メンバー９名（特許庁メンバー８名）を代表して、リーダーの荻野次郎氏（五洋建設）より成果発表がなされた。研究会メンバーの紹介の後、以下の説明がなされた（概要のみ記載）。
当初のテーマは「ＩＣＴ技術における出願・審査実務の実態調査」であったが、これを発展させ、メインテーマを「建設分野のＩＣＴ化 現状と課題」とし、２つのサブテーマ「建設ＩＣＴの開発動向と協業」「建設ＩＣＴにおける出願・審査実務の実態」を設けたうえで、メンバーの２グループに分け、各サブテーマについての調査研究を行った。
- 建設ＩＣＴの開発動向と協業
建設ＩＣＴの現状と協業協創の可能性について、建設部会会員にアンケートを行うとともに、協業が考えられる企業にヒアリングを行い、建設分野における協業の実態把握を通して、協業に関する特徴的な傾向について分析を行った。また、特許庁から提供いただいた建設ＩＣＴに関する技術動向調査結果、アンケート結果等のデータを用い、ワードクラウド手法で「言葉の出現頻度」からそれらを可視化したり、テキストマイニングプログラムにより言葉の関係性を分析するとともに、これらを直感的に理解できるものとして取りまとめた。 - 建設ＩＣＴにおける出願・審査実務の実態
建設ＩＣＴ分野の拒絶査定事例をサンプルに特許庁のメンバーと共同で事例研究（模擬審査）を行った（計２回）。建融研の全体会議の場で模擬の面接審査も実施し、そのレビューを通して特許庁メンバーと意見交換を行い、見識を深めた。
最後に、２月２０日に予定されていたＪＩＰＡシンポジウム中止に伴い、本研究成果のポスター展示も中止となった旨の説明がなされた。
報告後は活発な質疑応答の後、研究会メンバーから感想が述べられた。
３. 講演
| 演題 | 『改正意匠法について』 |
|---|---|
| 講師 | 阿部・井窪・片山法律事務所 弁護士・弁理士・ニューヨーク州弁護士 黒田 薫 氏 |
講演概要
(1) 改正意匠法の概要
改正の経緯を時系列とともに説明がなされた後、以下の改正項目の概要が紹介された。■２０２０年４月１日より施行
「保護対象の拡充（画像、建築物、内装）」「関連意匠制度の拡充」「意匠権の存続期間」「創作非容易性の水準
の引き上げ」「組物の部分意匠の導入」「間接侵害規定の拡充」「損害賠償額算定の見直し」
■施行日未定
「複数意匠一括出願の導入」「物品区分の扱いの見直し」「手続救済規程の拡充」 続いて、以下項目について
詳細な説明がなされた。
(2) 改正意匠法の趣旨
現行意匠法では意匠は有体物である物品の形状等に限られる他により、近年の企業のブランド展開の対象が物品を超えてその範囲が広がっており、これらを保護していくことが必要であるため今般の改正が必要となった旨の説明がなされた。あわせて他の法領域での保護が可能か、についても言及された。(3) 建築物の意匠
改正意匠法では「建築物」の定義が無いが審査基準案上、「建築物」に該当するには�‥效呂猟蠱緤�であること�⊃郵�構造物であること、土木構造物を含む、の２要件を満たすことが求められる。またこれに伴い、建築物に係る実施行為の定義等が追加された旨の説明がなされた。また一の建築物の範囲について審査基準案の事例をもとに詳細の説明がなされた。またあわせて新規性・創作非容易性・権利行使（差止請求／損害賠償、間接侵害）についても建設業にそった事例等をもとに詳細に説明がなされた。(4) 内装の意匠
「店舗、事務所その他の施設の内部であること」「複数の意匠法上の物品、建築物又は画像により構成されること」「内装全体として統一的な美感を起こさせるものであること」の各要件について詳細な説明がなされた。(5) 関連意匠
関連意匠のみに類似する意匠であっても登録が可能になる点がポイントである旨の説明がなされた。(6) その他
存続期間の拡大等について説明がなされた。説明後、活発な質疑応答がなされた。
４．懇談会
部会終了後、特許庁審査第一部の方々にもご出席いただき懇談会を開催した。研究会成果報告の内容などをもとにした意見交換や情報交換を行い、会員相互の親睦を深めた。また、今年度最後の部会となるため、年度末で任期満了となる２０１９年度部会幹事２名と業種担当役員より退任の挨拶が述べられた。
以上
建設部会（第4回）
| 時 | １１月２９日（金）１４：００〜１９：００ |
|---|---|
| 所 | ホテルメルパルク東京 |
| 人 | 吉國業種担当役員、山岸、久保、福井各幹事
４２社 ５９名 |
議 事
１．部会連絡事項
吉國業種担当役員より、以下の報告及び案内があった。- 次年度幹事団候補の紹介
会員からの拍手により候補としての承認がされた。（本議事録では候補者名は割愛する） - 会務報告
第５回部会は２月１４日にアルカディア市ヶ谷にて開催予定。- 講演は阿部・井窪・片山法律事務所の黒川弁護士（産構審 意匠審査基準ＷＧ座長）に改正意匠法をテーマにご講演いただく予定。
- ゲストとしてＪＩＰＡ志村事務局長が参加される予定。
- 例年通り、部会研究会の成果発表の場を設ける予定。
- １０−１１月度の理事会報告
政策動向に関するウェブサイトの案内。 - その他
特許庁 審査第一部 住環境 渋谷審査長からのブラジル特許庁及びインド商工省産業国内振興局との特許審査ハイウェイ開始のお知らせの紹介と、あわせて、 ＪＩＰＡシンポジウムの開催予定及びポスターセッションに部会研究会が出展することについて案内がなされた。
２. 講演
| 演題 | 『海と地球とＪＡＭＳＴＥＣ』 |
|---|---|
| 講師 | 国立研究開発法人 海洋研究開発機構（ＪＡＭＳＴＥＣ）海洋科学技術戦略部 研究資源マネジメント課 課長 華房 康憲 氏 |
講演概要
- ＪＡＭＳＴＥＣの大きなテーマや理念、組織及び拠点の紹介の後、ＪＡＭＳＴＥＣ設立から現在に至る歴史について紹介がされた。（なお、設立は１９７１年で認可法人「海洋科学技術センター」として発足）
- 海洋調査船と探査機の紹介がされた。船舶として現在運航されているのは７隻、有人潜水調査船は「しんかい６５００」のみ、それ以外は無人探査機である。その後、「しんかい６５００」の調査方法の概要、自律型無人探査機と無人探査機の違い、科学掘削船の装備、海洋調査船の装備、観測装置等について詳しく説明がされた。
- 研究・開発の内容についての紹介及び説明がされた。研究開発の分野としては以下５つ。「地球環境の状況把握と変動予測のための研究開発」「海洋資源の持続的有効活用に資する研究開発」 「地域で発生する地震及び火山活動に関する研究開発」「数理科学的手法による海洋地球情報の高度化及び最適化に係る研究開発」「挑戦的・独創的な研究開発の推進、海洋調査プラットフォームに係る先端的技術開発及び運用」。各々について詳細に説明がされた。
- ここであらためてＪＡＭＳＴＥＣの紹介ビデオを視聴し理解を深めた。
- 持続可能な開発目標（ＳＤＧｓ）に向けたＪＡＭＳＴＥＣとしての取組みについて説明がされた。
- 最後に知財活動についての紹介がされた。
- ＪＡＭＳＴＥＣとして約２００件の知財権を保有。内訳は、海洋関連（船舶、探査機、観測装置等）が半分であり、残りは、情報関連（シミュレーション、画像解析技術）、ライフサイエンス関連（ＤＮＡ解析技術等）。
- 特許収支の状況等の紹介
- 具体的特許の３事例の紹介
「粉体撹拌から防災分野まで算出可能な粒子シミュレーション方法」「都市の熱環境のシミュレーション方法」「カルサイトを用いた構造物の応力センサー」 - 知財情報の発信として、ＪＡＭＳＴＥＣ広報誌の特許紹介記事「ＪＡＭＳＴＥＣ生まれの種（シーズ）たち」への掲載、ホームページ内に知財情報のページを作成、また各種ＳＮＳ等を活用し、積極的に発信に努めている。
３．特許庁行政報告
１）特許に関する報告
| 報告事項 | 「建設分野を取り巻く知財行政の最近の傾向」 |
|---|---|
| 報告者 | 特許庁 審査第一部 住環境 審査長 渋谷 知子 氏 |
２）意匠に関する報告
| 報告事項 | 「意匠行政をめぐる最近の動向と意匠審査基準の改訂について」 |
|---|---|
| 報告者 | 特許庁 審査第一部 意匠課 意匠審査基準室 室長 下村 圭子 氏 |
３）会員企業からの質問に関する回答
| 報告者 | 特許庁 審査第一部 住環境 主席上席審査官 松本 隆彦 氏 |
|---|---|
| 報告者 | 特許庁 審査第一部 環境・基盤意匠 審査監理官／意匠審査基準室 室長 下村 圭子 氏 |
| 報告者 | 特許庁 審査第一部 環境・基盤意匠 審査監理官／意匠審査基準室 上席総括審査官 綿貫 浩一 氏 |
４）統計資料に関する案内
| 報告者 | 特許庁 審査第一部 住環境 審査官補 広瀬 杏奈 氏 |
|---|
４．懇談会
部会終了後、ご講演いただいたＪＡＭＳＴＥＣ華房氏、行政報告をいただいた特許庁の方々にもご参加いただき懇談会を開催した。ご講演や特許庁行政報告の内容などをもとにした意見交換や情報交換を行い、会員相互の親睦を深めた。以上
建設部会（第3回）
| 時 | １０月３日（木）〜４日（金） |
|---|---|
| 所 | ヤマハ発動機株式会社、ヤマハ株式会社 |
| 人 | 吉國業種担当役員、 山岸、久保、福井 各幹事 ３５社 ４０名 |
議 事
＜1日目＞１０月３日（木）
- 部会連絡事項
吉國業種担当役員より、以下の報告及び案内があった。- (1)新入会員 日本国土開発株式会社 関口様のご紹介。会員からの拍手により暖かく歓迎された。
- (2)第４回部会について、JAMSTEC様のご講演とともに特許庁からの行政報告を予定している旨および行政報告に際して特許庁への事前質問の募集案内がなされた。
- (3)８−９月度の理事会報告として、政策動向としての各種報告書等の紹介があった。
- (4)研究会で行ったアンケートについて、研究会リーダーの五洋建設 荻野様からお礼とともに回答の状況報告があった。詳細の結果は追ってまとめたうえで各社へ送る旨の説明があった。
- ヤマハ発動機株式会社（静岡県磐田市）
ヤマハ発動機の企業紹介ビデオ視聴のあと、オートバイ組立工場及び企業ミュージアム「コミュニケーションプラザ」の見学をした。- １）ヤマハ発動機は、企業目的「感動創造企業」、ブランドスローガン「Ｒｅｖｓ Ｙｏｕｒ Ｈｅａｒｔ」とし、それを実現する５つの要素として 「発・悦・信・魅・結」を全社共通のキーワードとして仕事にあたっている。その中でオートバイ組立工場は「結」をテーマアップし日々活動している。
- ２）工場見学
以下２つのラインについて工場内（７号館）を見学した。- 小型少量製品の組み上げライン
- コンベアでの組み立てライン
- ３）コミュニケーションプラザ見学（自由見学）
- 講演
演題 『ヤマハ発動機における知財活動』 講師 ヤマハ発動機株式会社 法務・知財部 知財戦略グループ グループリーダー
近藤 重大 氏講演概要
ヤマハ発動機の企業紹介等の後、知的財産部門の紹介および知財活動の概要についての話がされた。講演終了後には活発な質疑応答が行われた。
以下に講演内容の一部を抜粋する。- ヤマハ株式会社と社名ブランドを共有している。
- 二輪車の販売は１８０を超える国と地域にわたり、海外の売上高が９０％を占める。また二輪車が全体売上の６０％を占める。
- 電動アシスト自転車は同社が日本初の市販化。認知されるまで相当の苦労と時間を要した。
- 事業部の開発現場に近い場所で開発の上流段階から知財活動を行うべくサテライトチームを事業部に常駐させている。
- 模倣品については基本方針に基づいて対応している。コーポレートブランドは優先的に毅然と対応、それ以外は被害度に応じて対応している。 そのために権利取得することを前提として、現地取り締まりができない場合等は啓蒙広報活動や行政機関等へのロビー活動も行っている。
- 宿泊
工場見学、講演が終了した後、静岡県浜松市の「浜名湖レークサイドプラザ」に場所を移して、夕食・宿泊をともにしながら意見交換や情報交換を行い、 会員相互の親睦をより一層深めることができた。
＜二日目＞１０月４日（金）
- ヤマハ株式会社（静岡県浜松市）
企業ミュージアム「イノベーションロード」の見学（アテンド付）に引き続き以下ご講演を頂いた。 - 講演
演題 『ヤマハにおける知的財産活動について』 講師 ヤマハ株式会社 技術本部 知的財産部長 小杉 直弘 氏 講演概要
ヤマハの企業紹介、経営計画等の紹介の後、知的財産活動の概要についての話がされた。講演終了後には活発な質疑応答が行われた。
以下に講演内容の一部を抜粋する。- １８８７年創業、１８９７年設立。
- 売上高構成比は楽器で６０％、音響機器で３０％、その他で１０％で構成される。
- 知財活動は次の４本柱としてる。「法令順守」「自社の知的財産の保護と活用」「他者の知的財産権の尊重」「知的財産を介した事業支援」
- 特許についてはより開発部門に密着する必要があるため知財部員をリエゾンとして開発部門に常駐させている。
- 模倣品は中国が最も多い。モグラたたきではあるが訴訟含めてブランドを護るために徹底的に対応している。
- エアパーク（静岡県浜松市）
航空自衛隊浜松基地の広報館。各種展示を各自で約１時間程度 自由見学した。
見学の後、浜松駅に到着、解散し、無事第３回建設部会は終了した。
以上
建設部会（第2回）
| 時 | ７月１２日（金）１３：１５〜１９：００ |
|---|---|
| 所 | タキイ種苗(株) 研究農場 |
| 人 | 吉國業種担当役員、山岸、久保、福井各幹事
４０社 ５３名 |
議 事
１．連絡事項
最初に吉國業種担当役員より、今回の研究農場見学およびご講演を快諾して頂いたタキイ種苗の六角様の紹介がなされ、全員の拍手で感謝の意を表した。次いで吉國業種担当役員より、以下の報告及び案内があった。
- 7月度JIPA理事会報告
- 新規入会会社の紹介（日本国土開発株式会社 会員代表 関口氏）、2019年4月1日付入会とし部会は第3回から参加予定。これにより建設部会会員会社は49社となる。
- 2019年度第４回建設部会のご案内
- JAMSTECの知財ご担当の方にご講演を快諾して頂いた旨、および、ご講演題目は未定であるが「海洋開発と知財」という趣旨になる旨の報告がされた。
- 特許出願技術動向調査報告書のご案内
- 特許庁から建設部会会員全企業（会員代表宛）へ送付予定である旨の案内がされた。
- アンケート協力についてのご案内（資料3）
- 当部会内の研究会において計画しているアンケートについて、会員全企業へ協力要請がなされた。
- 2019年度第３回建設部会のご案内（資料4）
- 趣旨、目的、見学地、訪問地の選定理由等が説明された。
- 2020年度業種担当役員・幹事募集（資料5）
- 募集要項および応募方法についての説明がなされた。
２．施設紹介・見学
タキイ種苗六角様および茂田様のご案内により研究農場の施設紹介および見学を行った。研究農場の職員数は全120名程。未来の農業を支える人材育成の目的で園芸専門学校も併設している。本学校の生徒の衣食住・講義費用すべてをタキイ 種苗様にてご負担、今年の生徒で71期生となる。等々のご案内の後、各種野菜・果物の研究用に栽培されている様子を現物確認しながらご説明を いただくとともに見学して回った。建設業界とは全く異なる分野で、新鮮な驚きや発見があり、参加者からは都度活発に質問がなされ、 有意義かつ貴重な体験となった。
３. 講演
| 演題 | 『当社の知財戦略の現状と課題』 |
|---|---|
| 講師 | タキイ種苗（株）総務部 法務課 課長 六角 啓一 氏 |
講演概要
開発した品種ごとに、特許権のみならず、営業秘密や育成者権などを駆使した戦略的知財管理を行っていることについて説明があった。４．懇談会
京都に移動し、ホテルグランヴィア京都にて開催。活発に意見交換や情報交換を行うとともに、会員相互の親睦をさらに深めた。以上
建設部会（第1回）
| 時 | ５月１７日（金）１４：３０〜１９：００ |
|---|---|
| 所 | 東京グランドホテル |
| 人 | 吉國業種担当役員、山岸、久保、福井各幹事
４５社 ７８名 |
議 事
１．連絡事項
吉國業種担当役員より、ＯＢ参加者として住友林業�� 青木氏および岡部�� 栗原氏の紹介、あわせて他部会からの参加として関東電気機器部会 ウシオ電機�� 原田業種担当役員の紹介が行われ、拍手とともに歓迎された。２．２０１８年度会計報告
前年度の梅木会計担当幹事より、２０１８年度の会計報告があり、拍手にて参加会員の承認を得た。３．報告事項
吉國業種担当役員より、４月度、５月度のＪＩＰＡ理事会での審議事項等について報告があった。４．２０１９年度部会活動計画説明
吉國業種担当役員より、今年度部会運営方針と部会活動方針について説明がなされた。部会活動については、以下の説明がなされた。
なお、全部会の日程は資料記載の通りで確定している。
- 第１回部会：
議事次第に記載のため省略。 - 第２回部会（異業種企業訪問、日帰り部会）：
タキイ種苗�蠅慮Φ翡西譴慮�学および、知的財産部門による講演を行う予定である。あわせて当日の移動方法等の紹介がなされた。 - 第３回部会（異業種企業訪問、宿泊部会）：
現時点では確定はしていないが、ヤマハ�蠅�よびヤマハ発動機�蠅鬘夏�にかけて訪問し、講演および工場等の施設見学を計画。概要は第２回部会で案内する。 - 第４回部会：
ホテルメルパルク東京を会場とし、特許庁行政報告と講演を予定。講演は海洋研究開発機構（ＪＡＭＳＴＥＣ）を候補としている。 - 第５回部会：
アルカディア市ヶ谷を会場とし、今年度部会活動報告、次年度活動方針説明、研究会報告および講演を予定。講演についてはテーブルディスカッションを盛り込むことを計画。
研究会活動については、昨年度のテーマ「建設技術と異業種技術の融合と知財部門の役割」を更に深堀りするテーマとして「ＩＣＴ技術における出願・審査実務の実態調査」とし、昨年度に引き続き特許庁審査第一部（自然資源・住環境）との合同勉強会という形で進めることの説明がなされた。最後に研究会メンバーの９名の紹介がなされ、拍手をもって激励された。
５. 講演
| 演題 | 『宇宙開発と知的財産』 |
|---|---|
| 講師 | 宇宙航空研究開発機構（ＪＡＸＡ） 研究開発部門 研究戦略部 参事 皆川 健太 氏 |
講演概要
１． ＪＡＸＡとは
Japan Aerospace Exploration Agencyの略。我が国の宇宙航空研究開発の体制、ＪＡＸＡ組織、事業所・施設等についての紹介を頂いた。また各種ロケット・輸送システムの変遷等含めて実際の打ち上げ映像をもとにエピソードを交えてご紹介頂いた。あわせて各種人工衛星の役割等を宇宙空間の映像をもとに詳細かつ分かりやすくご紹介頂いた。２．国際的な取り決め
国連を通じた法的な取り決めが宇宙に存在する。「宇宙条約」「宇宙救助返還協定」「宇宙損害責任条約」「宇宙物体登録条約」「月協定」の５つ。このうち月協定は日本は批准していない。 これらは平和利用を目的とするものの国家間の利害が存在する。なお、アメリカ特許法には一定条件下で宇宙空間にも及ぶことが規定されている。一方、日本特許法には宇宙空間の取り扱いの規定はない。３．国際宇宙ステーションと知的財産
宇宙ステーションの大きさはサッカー場とほぼ同等。重さ４２０t。組み立て方法等を映像をもとにご紹介頂いた。日本の実験棟（KIBO）（一番大きい）についてもスペースデブリの課題や運用費用等の関係も含めてご紹介頂いた。また国際宇宙基地協力協定において「日本実験棟内での発明は日本の法律が及ぶ」「米国実験棟内での日本人の発明は米国の法律が及ぶ」等の具体的解釈についてご紹介頂いた。ちなみに日本実験棟での発明はまだ１件も無い、とのこと。４．宇宙技術と知的財産
宇宙技術に関する知的財産の具体的事例（特許内容や裁判事例）に基づき映像を含めて非常に分かりやすくご紹介頂いた。また近年、民間企業の宇宙開発への投資が活発化してきており国家が行う宇宙開発との棲み分けにおける転換点にきているとのご説明がなされた。
講演後の質疑応答については、残念ながら時間の関係で割愛となったが、その後の懇親会の場で活発な質疑応答が行われたようである。
６．懇談会
懇談会には、講師の皆川氏、ＯＢ参加者の青木氏・栗原氏、他部会参加のウシオ電機 原田氏にも出席いただき、講演内容や今期の活動予定等について活発に意見交換や情報交換を行うとともに、会員相互の親睦をさらに深めた。以上
