役員談話室

2013年度知財問題研究会 東海・関西前期研究成果合同発表会

今年9月7日のIOC会議において、東京が2020年のオリンピック候補地に選定され、日本中が歓喜に沸き、アベノミクスの成長戦略を後押しする絶好の起爆材料となって、日経平均株価も急上昇しました。
滝川クリステルも良かったが、佐藤選手のスピーチは、選考委員のみならず、号泣の大田選手のような日本の若者にも感動を与えたのではないでしょうか。

このオリンピックサイクルと同様に略4年に一度のペースで関西知財問題研究会と東海知財問題研究会とが合同で発表会を開催して来ています。本年度がその年に当たり、関西・東海役員及び事務局の根回しにより、関西・東海合同発表会が10月4日に実現した次第であります。

合同発表会は、当初、三重県で開催する予定でしたが、今秋、鈴鹿サーキットで開催されるF1日本グランプリにより、殆どのホテル・宿泊施設が予約満員で会場を手配することができず、地の利の良い名古屋で開催することにしました。

合同発表会では、関西は4グループ(内広島1グループ)、東海は3グループ、合計7グループの発表と質疑応答があり、通常よりも略倍の長時間を要しましたが、通常と違った新鮮さがあって、時間を感じずに全工程がスムースに完了しました。 関西3グループはベテランメンバー、関西1グループ(広島)および東海3グループは中堅メンバーで構成されており、研究内容や発表形式はそれぞれの特長がでておりました。また、質疑応答も関西・東海総合乗り入れし、活発な意見交換がなされ、それぞれに刺激的であったように思われます。

  • 写真近藤常務理事開会挨拶

  • 写真前期研究成果発表


知財問題研究会は、本音ベースの意見交換と情報交換が特長であります。発表会に参加するだけでも値打ちがありますが、やはり、それに加え、参加者による交流・懇親が大事であります。
交流懇親会に参加することにより、業種(同業・異業種)×地域(関西・東海・広島)の幅広い会員交流が可能となり、参加者の貴重な知財ネットワークを更に広げることができたように思います。

実際、今回の交流懇親会では、当初は着席でしたが、次第に会場を動き回りだし、中盤ぐらいから会場一杯での交流となりました。

  • 写真久慈専務理事懇親会挨拶と乾杯

  • 写真参加者による交流と懇親


更に、今回は、東海幹事の提案により、研究成果の優秀発表グループを表彰することになりました。ルールは、参加者全員が投票し、関西4グループから1グループ、東海3グループから1グループを選び、最大投票数のグループを表彰するというものです。 最優秀発表グループには、味能常務理事より、グループリーダーに表彰状が授与され、その後、グループリーダーより研究経緯や苦労話が披露されました。 この時が最高の盛り上がりでありました。
  • 写真東海Gr優秀発表表彰

  • 写真関西Gr優秀発表表彰


交流懇親会でもってお開きとなりました。 その後は、会場が名古屋錦通りの近場でありましたので、有志により更なる交流を深められたようです。 10月に入り各グループは、後期研究テーマの研究活動に入られております。後期発表会は、それぞれ関西・東海で開催することになりますが、合同発表会同様に大いに盛り上がるように期待します。 なお、知財問題研究会は、関東5グループ、関西3グループ、東海3グループの歴史的経緯があります。最近、JIPAの地域会員支援の一環で広島グループが新設され、参加者数も徐々に増え定着したようであります。 広島まで来れば、次は九州・四国、更には東北などに知財問題研究会の輪が広がれば、本会の良さが全国の会員に広がることになりましょう。

2013年度知財問題研究会
東海・関西前期研究成果合同発表会
議事次第

日時:2013年10月4日12:45−17:10
場所:ホテル名古屋ガーデンパレス  2F桜の間
1.協会代表開会挨拶                    (12:45−12:50)

2.研究成果発表                       (12:50−16:55)
 次の順序で発表して頂きます。(発表15〜25分/1Gr、質疑応答10分/1Gr)

<前半の部>

N グループ 発表者 テーマ 予定時間
関西Aグループ 新井弘氏 知財戦略に役立つシステムやツールの研究 12:50-13:25
東海Bグループ 渡辺浩司氏 外国出願戦略〜PPHの活用〜 13:25-13:50
広島Dグループ 稲岡智子氏 知財部門と開発部門との連携 13:50-14:25
・・・コーヒーブレーク・・・
(名刺交換)
<後半の部>
N グループ 発表者 テーマ 予定時間
東海Bグループ 加藤雅人氏 知財部門の組織、役割、あり方 14:45-15:10
関西Bグループ 武部紳一氏 内外の特許調査について 15:10-15:45
小休憩
東海Cグループ 杉本健太氏 特許情報分析『特許マップを技術者が活用するには』 15:55-16:20
関西Cグループ 中川博之氏 知財のグローバル対応 16:20-16:55
3.総評・感想                         (16:55−17:05)
4.事務局連絡                        (17:05−17:10)
5.懇親会                           (17:30−19:30)

以上


岡崎 秀正(日本知的財産協会 関西事務所長)

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