ちょっと一言

「たすきを繋ぐ 〜知財管理「判例と実務シリーズ」連載500回達成〜」1月号編集後記より

 あけましておめでとうございます。本年も知財管理をご愛読のほど,よろしくお願いします。
 2020年1月号に掲載した当協会の専門委員長経験者インタビュー,如何だったでしょうか?専門委員長を3年務め,昨年3月に退任した6名の方に,各専門委員会の活動や参加するメリット,委員長就任の経緯,委員会活動における成果,委員長として得たもの・苦労した点,どう社業に活かしているか,などを伺いました。また,委員会活動を継続して小委員長以上を務めることによって,マネジメントの経験が積める,多くの情報が集まる,幅広い人脈が得られる, 研究テーマを自ら決定できる,などのメリットが得られることを語っていただいています。ほどなく専門委員会の委員募集が始まりますので,委員会に参加しようと考えていらっしゃる会員の方や,委員会の継続を迷っている方,部下を委員会に派遣しようと考えている上司の皆様,是非,ご参考にお読み下さい。

 さて,話はうって変わりますが,「知財管理」の論説企画「判例と実務シリーズ」は,2019年12月号にて連載500号を達成いたしました。機関誌名が 「特許管理」だった1972年(昭和47年)5月号の掲載開始以来,47年間にわたり,毎号1編を原則として,昭和,平成,そして令和へと掲載を継続してきたものです。これもひとえにご執筆いただきました歴代執筆者の皆様のご尽力の賜物と深く感謝いたしております。お陰様で,学界・法曹界をはじめ,会員企業にも大変好評を得てまいりました。

 また「判例と実務シリーズ」の企画は会誌広報委員会の第2小委員会(関西会員が主体)が担当して,判例を選定し,実務的な観点を検討した上で,執筆を依頼しています。本シリーズは正に第2小委員会の活動成果の結晶であり,これまで脈々とたすきを繋いできていただいた歴代委員の皆様に改めて深く感謝申し上げます。

 時に,こんな歴史と伝統を感じ,先人の努力に思いを馳せながら活動できるのも会誌広報委員会の魅力の一つです。著名な弁護士,弁理士との人脈や,企画力,文章力,知財に関する幅広い知識が得られるのも当委員会ならではです。これからも,会員企業に有益な情報を提供すべく,委員会一同,励んでまいります。 私たちと一緒に「知財管理」「季刊じぱ」を編集してみませんか!

(井出 達徳)

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