ちょっと一言

「会誌広報委員会へのお誘い2018」1月号編集後記より

 昨年の1月号で当会誌広報委員会の活動の概略を紹介しましたが,本年も委員募集の時期になりました。昨年の紹介では専ら当委員会での活動によって,情報収集,企画編集による知財知識の向上を図ることができる点を強調しましたが,今回は少し違う切り口で当委員会のご紹介をしたいと思います。
  1. 社外の知財関係者とのつながり
     日本企業の知財活動全般がアンダーグラウンドのところで強く結びついているということを感じたことはないでしょうか。社外の知財関係者と繋がりができることにより,社外の知財部との意見交換が頻繁に行われているようです。同じような悩みを持つ者同士で意見交換ができ,業務に大変役立ちます。これは委員会活動をきっかけに生まれることが多いようです。また,委員は委員会に参加すると,自信がつくのか気分が晴れるのか元気になって帰ってきます。
  2. 判断力,マネジメント力の育成
     多くの企業から委員の派遣期間は2〜3年としているという話を伺いますが,個人のスキル向上にはとてももったいないことと感じます。委員会活動では1年毎に委員の入れ替えがあるため,比較的すぐに副委員長以上に抜擢されます。ご懸念の通り役職がつくと負荷は増大しますが,社外活動で責任ある仕事を任されるということは,中々社内では経験できない様々な問題に対応することになり,マネジメントを学ぶいい機会になります。また当委員会では原稿の査読で一つ一つしっかりとした「判断」を しています。「判断」をするには,内容に関する知識はもちろん,JIPAの方針,世の中の動きまで知らないと,きちんとした判断はできませんので,必然的に一生懸命勉強し自分の考えをまとめます。これはとてもいい経験になっているはずで,社業への取り組みにおいてもいい影響を与えてくれます。

 ということで委員会活動は,委員に様々な刺激を与え,人材の成長が見込まれ,如いては所属企業にSustainable Growth(持続的成長)をもたらすものと考えます。是非積極的に会誌広報委員会の活動へ参加することをお奨めします。

(Y.O.)    

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