ちょっと一言

「納涼屋形船から想う知財管理誌800号」8月号編集後記より

 いよいよ夏真っ盛りの8月となりました。暑い夏と言えば,いかに涼しく過ごすかということで,ビアガーデン!という方も多いかと思いますが,先日,一足先に屋形船でちょっと贅沢な納涼をしてきました。
 中学の同級会の来年の幹事を仰せつかっており,幹事会がなぜか屋形船で開催されたというわけです。私の田舎は昨年,大河ドラマ「真田丸」で大変盛り上がった長野県上田市なのですが,来年は,たまには東京で, ということになり,今回の幹事会となった次第です。ところが,在京の幹事3人+αでこじんまり,かつ来年の下見を兼ねての屋形船かと思っていたら,上田からも10名近くが参加して,幹事会というよりもほぼ プチ同級会に相成りました。

 門前仲町に集合し,QRコードだのスマホを振って連絡先の交換やグループの作成をしつつ,下町情緒溢れる街並みを桟橋に向かうと,待合室には着物姿の粋なお姉さん,ますます気分は盛り上がります。
 屋形船に乗りこんで掘りごたつに座ると,早速,よく冷えたビールで乾杯し,新鮮なお刺身やてんぷらに舌鼓を打ちつつ,中学時代に戻って昔話や近況報告に花が咲きます。船は,豊洲ららぽーと, 話題の豊洲市場や晴海ふ頭を過ぎて東京湾に。レインボーブリッジをくぐると,お台場で停泊し,ようやく暮れなずむ夜景を楽しみます。お台場や芝浦は職場から見慣れた光景が多いのですが,船上展望 デッキからの眺めは格別です。入れ代わり立ち代わりで記念撮影をした後,芝浦,東京タワー,汐留,築地を眺めつつ,勝鬨橋,永代橋,清洲橋と隅田川を上り,最後にスカイツリーの記念撮影をして, 船を後にしました。よく冷えたビール,美味しい料理,目白押しの観光スポット,そして何といっても長い付き合いの楽しい仲間との再会,と納涼屋形船を満喫しました。

 さて,長い付き合いといえば,知財管理誌はこの8月号で800号と相成りました。 前身の「重陽会会報」の創刊から66年にわたり多くの先輩方が築き上げてきた歴史と伝統を受け継ぎつつ,今の知財業界を生きる我々が肩で感じる時代の風を反映し,思いも新たに編集に励みたいと思います。 引き続きご愛読のほど,よろしくお願いいたします。

(T.I.)    

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