役員談話室
2015年度 中国・四国・九州地区協議会 福岡大会を振り返って
福岡大会の講演会は、当社創立100周年に合わせ本年度リニューアルいたしました安川電機の本社棟講堂で開催させていただきました。実は、2013年4月19日に、 北九州市、JR九州と安川電機の3者は、市はJR黒崎駅の南北を結ぶ自由通路を作り、JR九州は駅舎の立替を、安川電機は「ロボット村®」 の整備と一部を一般開放することを 共同発表していたのですが、その先端を切って6月1日に安川電機の「ロボット村®」(登録商標)が完成しましたので、これに合わせて計画したものでした。
「ロボット村®」というのは、 単に各種ロボットの製造工場というだけでなく、ロボット購入予定者がロボットの動作テストができるロボットセンターや、子供さんを含む一般市民に未来のロボットの姿を見てもらうパビリオン(みらい館)なども含む、まさに「村」を作ろうという着想でした。それにあわせて、本社建屋もリニューアルされたわけです。
その福岡大会の講演会は、福岡県発明協会と広島県発明協会が共催者となり、九州各県発明協会からも50名参加していただき、講演会は総勢130名を越える盛会となりました。 その後、安川電機みらい館・ロボット工場の見学を行い、また懇親会でも80名の参加があり幅広い交流を行っていただき懇親を深めていただきました。
- 味能常務理事による開会挨拶
- 山崎講師による特別講演
特別講演に先立ち、内閣官房・知的財産戦略推進事務局次長の増田義一様から、「知的財産推進計画2015」のご紹介があり、政府としても中小企業支援を含む知財推進を
真剣に進めておられる様子がよく分かりました。
特別講演では株式会社PROPERTY INNOVATION CONSULTING代表取締役、山崎様から「事業に貢献する知財活動」というタイトルで、企業知財部出身の立場から企業における
知財部門の位置づけや事業戦略における知財部門の位置づけについて熱のこもる講演をしていただきました。特に、特許法の解説的な講演が散見される中で、山崎氏のビジネス
(事業)貢献という観点での知財活動のあり方を問う講演は、目からウロコが落ちた方も多かったのではないかと思います。参加者からのアンケートでも、好評価を
いただきました(会場や見学についても)。
今回の協議会におきましては九州全般から多くのご参加を賜り、さらに本協議会の認知度が進むものとの印象を受けました。今後も本協議会発展のため、会員メンバーには引き続きご協力のほどよろしく御願い申し上げます。
株式会社安川電機
知的財産部