ちょっと一言

「マインドフルネスで脱スマホ生活」3月号編集後記より

 早いもので今年度も残すところあとわずかとなりました。4月から始まる新年度の生活に向け,心機一転新しいことを始めてみようと考えている方も多いのではないでしょうか?

 かくいう私も,心新たに新しいことに挑戦してみようと色々構想を練っていますが,集中力が切れるとついついスマホに手を伸ばし,ゲームやネットサーフィンを始めてしまいます。 そこでまずはこのスマホ依存から脱出しようと,「マインドフルネス」という認知行動療法を試してみることにしました。マインドフルネスとは,“今,この瞬間の自身の体験に深く 意識を向けることであり,またそのために行われる瞑想”を指します。ストレス対策や集中力アップ,そして脱スマホにも効果があると言われています。脱スマホを決意してから 本屋で偶然手に取った書籍に書かれていた方法なのですが,そこに縁を感じ,試しに実践してみることにしました。

 マインドフルネス瞑想のやり方はインターネット上にたくさんの情報が存在しますので詳細はそちらをご確認頂ければと思いますが,ざっくり説明しますと,椅子に姿勢よく 座りながら呼吸に意識を集中し心を整える,という方法です。この時,頭に浮かぶ雑念はなるべく手放し,再び呼吸に注意を向けると良いそうです。この瞑想を5〜10分続ける だけで良いとあり,本当にこれだけで脱スマホが図れるのか半信半疑だったのですが,いざ実践してみると初回から確かに脳がスッキリしたような感覚になりました。また家で 家事に一息がついたとき,今までであればすぐにスマホに手を伸ばしていた時間をマインドフルネス瞑想にあてることで,「さあ,次は何をやろうかな?」と気持ちの切り替えを スムーズにできるようになりました。

 マインドフルネスのおかげで脱スマホ計画はそこそこ順調に進んでいます。が,最後に一つ注意点をお伝えします。それは,マインドフルネス瞑想を仕事中に実施しないこと。 体に疲れがたまっているとそのまま眠ってしまう恐れがあるからです。もちろん休憩時間中であれば何の問題もないのですが,この人の報告長いんだよなぁと打合せ中に実施してしまうと…。

(N.K.)    

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