ちょっと一言
「新入社員」5月号編集後記より
風薫る5月です。ゴールデンウィークも終わり,皆さんはどのようにお過ごしでしょうか。私は,次の夏休みに焦がれつつも,長期の休みで弛んだ頭と体に活を入れて,何とか日々の仕事をこなしています。さて,5月は,皆さんの職場に新入社員が配属されてくる季節ではないでしょうか。私の職場にも,昨年,新入社員が配属され,何の因果か,私にその新入社員の教育担当の任が回ってきました。
公益財団法人日本生産性本部によりますと,昨年の新入社員のタイプは「キャラクター捕獲ゲーム型」だそうです。 初めは熱中して取り組むが,飽きやすく,早期離職の傾向があるとのことです。新入社員が入ってくる前は,すぐに辞めてしまったらどうしようかと不安で一杯でした。しかし,蓋を開けてみると,入ってきたのは,モチベーション溢れるイケメン好青年。この5月で,知財マンとして2年目を迎えますが,知財から社長を目指すと言って,日々邁進しています。
振り返って,自分の新入社員時代を思い起こすと,メモも碌に取れない,打合せをすっぽかす,大学生のノリで飲み会に臨んで先輩社員に介抱される,そして,やる気がみなぎっている訳でもなし・・・とひどい有様でした。私が最初に配属されたのは,工場の製造現場だったため,よく現場の「おっちゃん」に怒鳴られたものです。あれから10年,私も中堅 (中年?)社員と呼ばれるようにもなり,さすがに怒鳴られることはなくなりましたが,一人前への道はまだまだ果て しなく遠い状況です。
それはともあれ,これからの知財業界,IoT・ビッグデータ・人口知能などの技術革新の波を受けて,その環境は大きく 変化すると言われています。ものぐさな私としては,今の環境に安住していたいところですが,定年まで,あと30〜40年。 そうも言ってはいられません。知財環境の変化に取り残されないためにも,2年目の好青年君と一緒にがんばっていきたいと思います。
(M.M.)